マキタの充電式パワーカッタは、80VmaxのCE002GとCE001G、40VmaxのCE003GとCE004G、18V×2のCE090Dの5機種です(本体のみの品番はCE002GZ・CE001GZN・CE003GZ・CE004GZ・CE090DZ)。
コンクリートやアスファルトの切断をエンジンなしで行える工具ですが、刃物径は355mm・305mm・230mmの3サイズで、切断方式や使える刃物にも違いがあります。
本記事では公式スペックで5機種を比べ、専業メーカーの充電式カッターとも比較して選び方を解説します。
結論:マキタ充電式パワーカッタはこう選ぶ
✅ 室内や住宅地で、粉じんを集じんしながら乾式切断したい方(→CE002G)
✅ エンジンカッター並みの切込み127mmを湿式でも使いたい方(→CE001G)
✅ 6.7kgの軽さで、U字溝や縁石を手軽に切りたい方(→CE003G)
✅ 40Vmaxで切込み121mmまで欲しい方(→CE004G)
✅ 18Vバッテリ2本でU字溝(呼360B)を一発で切りたい方(→CE090D)
❌ 金属の切断が中心の方(→チップソーカッタ)
マキタ CE002G(80Vmax・355mm・乾式)
マキタ CE001G(80Vmax・355mm・乾湿両用)
マキタ CE003G(40Vmax・230mm)
マキタ CE004G(40Vmax・305mm)
マキタ CE090D(18V×2・230mm)
CE002G・CE001G・CE003G・CE004G・CE090Dのスペック比較表
公式サイトの主要機能と本体のみの標準小売価格(税別)です。刃物はすべて別売です。
| 項目 | CE002G | CE001G | CE003G | CE004G | CE090D |
| 電源 | 80Vmax | 80Vmax | 40Vmax | 40Vmax | 18V×2 |
| 刃物径 | 355mm | 355mm | 230mm | 305mm | 230mm |
| 最大切込み | 127mm | 127mm | 88mm | 121mm | 88mm |
| 回転数(min⁻¹) | 4,200 | 5,300 | 6,600 | 5,000 | 6,600 |
| 切断方式 | 乾式専用 | 乾湿両用 | 乾湿両用 | 乾湿両用 | 乾湿両用 |
| 切断砥石 | 使用不可 | 使用不可 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 質量 | 13.8kg | 12.9kg | 6.7kg | 7.0kg | 6.2kg |
| 本体価格 | 200,200円 | 189,000円 | 104,600円 | 115,100円 | 100,400円 |
355mmの2機種はダイヤモンドホイール専用で、切断砥石は使えません。CE001Gは公式サイトで「在庫僅少品」と表示されています。最も軽いのは18V×2のCE090Dで6.2kgです。
5機種の違い|選び方の5つのポイント
① 刃物径と切込み:355mm・305mm・230mm
355mmのCE002G・CE001Gは最大切込み127mmで、当社75.6mLエンジン機と比べて切断スピード約25%アップ(コンクリート深さ50mm)とされています。305mmのCE004Gは121mm、230mmのCE003G・CE090Dは88mmです。切る材料の厚さから、必要な刃物径を決めましょう。
② 乾式か湿式か:CE002Gは集じん機接続の乾式専用
CE002Gは乾式専用で、風量1.8m³/min以上の集じん機につなぐと、コンクリート乾式切断時の集じん率は約90%以上とされています。無線連動にも対応し、水を使えない室内や住宅地で活躍します。CE001G・CE003G・CE004Gは防滴・防じん「ウェットガード」とIPX4を備え、雨の中や湿式切断でも使える設計です。
③ 40Vmaxの2機種:軽さとAFT
CE003GとCE004Gは、当社18V×2機比で切断スピードがそれぞれ約45%・約40%アップ。質量は6.7kgと7.0kgで、355mm機のほぼ半分です。キックバック時に停止して反動を抑えるAFTと、トリガを離して約3秒で止まる電気ブレーキを搭載し、切断砥石(要別売品)も使えます。
④ CE090D:18V×2でU字溝を一発切断
CE090Dは18Vバッテリを2本使う36V仕様で、最大切込み88mm。U字溝(JIS A5372 呼360B)まで一発で切断できるとされています。給水機能、約4秒で止まる電気ブレーキ、ソフトスタート、2本それぞれの残容量表示など、充電式ならではの機能が充実しています。
⑤ バッテリ:80Vmax・40Vmax機は高出力タイプが推奨
CE002G・CE001G・CE003G・CE004Gの推奨バッテリは、BL4040F・BL4050F・BL4080F・BL4080Hが◎、BL4040が○(使用可)です。パワーカッタは連続高負荷がかかる工具なので、高出力バッテリの効果が出やすい機種です。CE001Gの1充電作業量は、BL4040F×2本で湿式約4m、BL4080F×2本で湿式約8.7mです。
▶ 各機種の詳しい解説:CE002G/CE001G/CE003G/CE004G/CE090D
マキタ CE002G(80Vmax・355mm・乾式)
マキタ CE001G(80Vmax・355mm・乾湿両用)
マキタ CE003G(40Vmax・230mm)
マキタ CE004G(40Vmax・305mm)
マキタ CE090D(18V×2・230mm)
用途別おすすめ早見表
| 作業内容 | おすすめ | 理由 |
| 室内・住宅地の乾式切断 | CE002G | 集じん率約90%以上・無線連動 |
| 厚い床版・舗装の湿式切断 | CE001G | 切込み127mm・IPX4 |
| U字溝・縁石・ブロック | CE003G/CE090D | 88mm・6kg台 |
| 40Vmaxで深めに切る | CE004G | 305mm・切込み121mm |
| 切断砥石も使い分けたい | CE003G/CE004G/CE090D | 切断砥石に対応(要別売品) |
355mm機は能力が高いぶん13kg前後あります。持ち運びや取り回しを考えると、切込み88〜121mmで足りる作業は40Vmax・18V×2機のほうが効率よく進められます。
マキタ CE001G vs ハスクバーナ K1 PACE 徹底比較
充電式パワーカッタは、エンジンカッターの専業メーカーも展開しています。数値は各社の公表値で、質量の条件は各社で異なります。
| 項目 | マキタ CE001G | ハスクバーナ K1 PACE | マキタ CE003G | スチール TSA 230 |
| 刃物径 | 355mm | 350mm (14インチ) | 230mm | 230mm |
| 最大切込み | 127mm | 145mm | 88mm | 70mm |
| 質量 | 12.9kg | 7.4kg (乾燥質量) | 6.7kg | 3.9kg (電池・刃除く) |
| 特徴 | 80Vmax 乾湿両用 | 94Vバッテリ | 40Vmax・AFT | コンパクト機 |
355mmクラスでは、ハスクバーナK1 PACEが切込み145mmと深く、94Vのバッテリで動くのが特徴です。マキタCE001Gは、ほかの40Vmax工具とバッテリを共用できる点が大きな強みです。230mmクラスでは、マキタCE003Gが切込み88mmとスチールTSA 230(70mm)より深く切れます。
マキタの40Vmax工具をすでに使っている現場なら、バッテリを使い回せるマキタのパワーカッタが導入しやすい選択です。
よくある質問(FAQ)
Q. CE002GとCE001Gは何が違いますか?
A. どちらも355mm・切込み127mmの80Vmax機ですが、CE002Gは集じん機につなぐ乾式専用(4,200min⁻¹)、CE001Gは乾湿両用でIPX4(5,300min⁻¹)です。CE001Gは在庫僅少品の表示があるため、湿式を重視するなら早めの確認が必要です。
Q. 18V×2のCE090Dでもコンクリートを切れますか?
A. 切れます。最大切込み88mmで、U字溝(呼360B)まで一発で切断できるとされています。18Vバッテリを多く持っているなら、本体100,400円で導入しやすい機種です。
まとめ
✅ 乾式+集じんで室内・住宅地ならCE002G
✅ 切込み127mmの湿式ならCE001G(在庫僅少)
✅ 軽さと扱いやすさの40VmaxならCE003G、深さならCE004G
✅ 18V×2でU字溝を切るならCE090D
充電式パワーカッタは、切込みの深さと乾式・湿式のどちらで使うかで選ぶのが基本です。40Vmax機は高出力バッテリとの組み合わせで性能を引き出せます。
マキタ CE002G(80Vmax・355mm・乾式)
マキタ CE001G(80Vmax・355mm・乾湿両用)
マキタ CE003G(40Vmax・230mm)
マキタ CE004G(40Vmax・305mm)
マキタ CE090D(18V×2・230mm)


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