マキタの充電式LEDワークライトの中でも、ランタンのように360°を照らせて、先端はフラッシュライトにもなるという2役をこなすのが、ML002G・ML807・ML806Y・ML104の4機種です。
この記事では、4機種の特徴、スペック比較、選び方、比較、口コミ、FAQまで詳しく解説します。
結論:4機種はバッテリとUSB給電の有無で選ぶ
先に結論をお伝えします。まず対応バッテリで候補を絞り、18V系ならUSB給電と光色で決める、という2段階の選び方が確実です。
- ✅ ML002Gがおすすめ/40Vmax(XGT)ユーザー。710lm・USB 5V/2.4A・サブLED2.0Wと全部入りで、BL4040なら最大約51時間点灯
- ✅ ML807がおすすめ/18V/14.4Vユーザーで、明るさとUSB給電を重視する方。710lm・USB 5V/2.1A搭載、フラッシュライトは白色
- ✅ ML806Yがおすすめ/18V/14.4Vユーザーで、目に優しい暖色光を求める方。USB給電は非搭載、そのぶん安価
- ✅ ML104がおすすめ/10.8Vスライド式バッテリをお持ちの方。最も軽量で取り回しに優れます
逆に、次に当てはまる方は別のライトを検討してください。
- ❌ 部屋全体を明るくしたい方 → 710lmでは不足。ML811(3,000lm)やML004G(3,600lm)が必要です
- ❌ 遠くを照らしたい方 → ML007G・ML812(フラッシュライト)のほうが照射距離に優れます
- ❌ 細長い空間を1mの帯で照らしたい方 → ML012G・ML818(バー型)が適任です
ML002G
ML807
ML806Y
ML104
ML002G・ML807・ML806Y・ML104のスペック比較表
| 項目 | ML002G | ML807 | ML806Y | ML104 |
| 対応バッテリ | 40Vmax(XGT) | 18V/14.4V | 18V/14.4V | 10.8V |
| 光束(メイン20灯) | ◎ 710lm | ◎ 710lm | ○ 620lm | ◎ 710lm |
| 光束(メイン10灯) | ◎ 340lm | ◎ 340lm | 310lm | — |
| LED構成 | 20灯 10灯 サブ1灯 | 20灯 10灯 サブ1灯 | 20灯 10灯 サブ1灯 | 20灯 10灯 サブ1灯 |
| 照射モード | 3段階 (360°/前面/フラッシュ) | 3段階 | 3段階 | 3段階 |
| フラッシュライト光色 | 白色 | 白色 | ◎ 暖色 (目に優しい) | 白色 |
| USB給電 | ◎ 5V/2.4A | ○ 5V/2.1A | × 非搭載 | ○ 搭載 |
| 連続点灯時間 | BL4025 10〜32時間 | BL1860B 14〜43時間 | BL1860B 13〜44時間 | BL1040B 5時間30分〜19時間 |
| 本体寸法 | 141×86×376mm | 121×79×361mm | 119×78×365mm | 101×66×360mm |
| 質量(バッテリ除く) | 0.46kg | 0.42kg | 0.4kg | 0.4kg |
注目すべきはML807とML806Yの差です。同じ18V系でありながら、光束が710lm対620lm、USB給電の有無、フラッシュライトの光色(白色/暖色)、フック起立時の高さ(155mm/119mm)という4点で違いがあります。単なる色違いではないので、購入前に必ず確認してください。
4機種の主な特徴・機能
① 360°/前面/フラッシュの3モード切替

4機種共通の核となる機能です。メインLED20灯を全灯すれば360°のランタンとして周囲全体を照らし、10灯に絞れば前面(約180°)に光を集中させられます。
壁際やコーナーに置くときは10灯モードのほうが効率的で、同時にバッテリも節約できます。そして先端のサブLEDはフラッシュライトとして、離れた場所や特定の方向を照らします。
1台で「置く照明」と「持つ照明」の両方をこなすのがこのシリーズの本質です。
② ML002Gは最大約51時間の圧倒的スタミナ
40Vmax対応のML002Gは、大容量バッテリを活かした稼働時間が最大の武器です。BL4025(2.5Ah)で10〜32時間、BL4040(4.0Ah)なら16〜51時間という数字は、他機種を大きく引き離します。
最も明るい360°全灯モードでも16時間、省電力モードなら51時間。1週間の現場に持ち込んで、一度も充電せずに使い切るという運用すら可能です。災害時の備えとしても心強い数字といえます。
③ USB給電でスマホの充電もこなす(ML806Yを除く)

ML002G(5V/2.4A)、ML807(5V/2.1A)、ML104はUSB給電に対応しており、スマートフォンやタブレットを充電できます。
電源のない現場では、工具バッテリがそのままモバイルバッテリーとして機能します。照明として点灯させながら充電もできるので、1台で2つの役割を果たします。
ML806YにはこのUSB給電機能がありません。価格を抑えたモデルなので、この点は明確な割り切りです。
④ ML806Yの暖色フラッシュライトは目が疲れにくい

ML806Yは、フラッシュライトの光色が暖色に設定されています。白色光は色を正確に見られる反面、長時間見ていると目が疲れやすいという性質があります。
暖色は色温度が低く、目に優しい光です。夜間の長時間作業、休憩スペースの照明、就寝前の使用などでは、この暖色が想像以上に快適です。
「明るさより目の楽さ」を優先するなら、ML806Yを選ぶ意味は十分にあります。
⑤ 0.5kg前後の軽さとフックによる自由な設置

ML002Gの質量はわずか0.46kg(バッテリ除く)。他の3機種も同等の軽さです。この軽さがあるからこそ、フックで細い部材に吊るしても安心できます。
単管パイプ、脚立の天板、天井の梁、車のボンネットの縁——吊るせる場所ならどこでも設置できるので、「照明を置く場所がない」という悩みから解放されます。両手が空くことの作業効率への貢献は、実際に使うと想像以上に大きいものです。
ML002G
ML807
ML806Y
ML104
4機種の口コミ・評判
ネット上で見られる評判の傾向を、代表的な声としてまとめました。
★★★★★「ML002GはBL4040で50時間近く持つのが驚異的。フックで吊るせば両手が空くし、USBでスマホも充電できる。1台で何役もこなしてくれます」(設備工・40代)
★★★★☆「ML807は360°と前面の切替が便利。壁際では10灯にして節電しています。先端のフラッシュライトも地味に使う場面が多いです」(電気工事士・30代)
★★★★☆「ML806Yの暖色は目が疲れにくくて気に入っています。ただUSB給電がないことを買ってから知りました。ここは事前に確認すべきでした」(大工・50代)
★★★☆☆「軽くて便利ですが、710lmでは部屋全体は明るくなりません。手元用と割り切れば優秀。広い範囲用は別に持っています」(内装工・20代)
「軽さ」「フックで吊るせる」「長時間点灯」への評価が高く、注意点として挙がるのはML806YのUSB給電非搭載と、絶対的な光量です。用途を理解して選べば非常に満足度の高いシリーズです。
よくある質問(FAQ)
Q. ML807とML806Yはどちらを買うべきですか?
A. USB給電が必要ならML807一択です。ML807は710lm/USB 5V/2.1A搭載/フラッシュライト白色/フック起立時155mm、ML806Yは620lm/USB非搭載/フラッシュライト暖色/フック起立時119mmという違いがあります。明るさとUSB給電を重視するならML807、暖色光と価格を重視するならML806Yを選んでください。
Q. ML104は14.4Vや18Vのバッテリで使えますか?
A. 使えません。ML104が対応するのは10.8Vスライド式バッテリです。14.4V/18Vバッテリをお使いの方はML807またはML806Y、40Vmax(XGT)をお使いの方はML002Gを選んでください。なおML104は10.8V専用のぶん最も軽量で、取り回しの良さが魅力です。10.8Vのバッテリが余っている方には有力な選択肢になります。
Q. 点灯したままスマホを充電できますか?
A. USB給電に対応したML002G・ML807・ML104なら可能です。ただし照明とUSB給電を同時に使うぶん、バッテリの消耗は当然早くなります。長時間の作業でどちらも使いたい場合は、大容量バッテリを用意するか、予備バッテリを持参することをおすすめします。ML002GならBL4040装着時に最大約51時間という余裕があるため、この使い方に最も適しています。
まとめ|4機種はバッテリで選び、18V系はUSBで決める
マキタ ML002G・ML807・ML806Y・ML104は、ランタンとフラッシュライトを1台にまとめた軽量ワークライトです。最後にポイントを整理します。
- ✅ 共通機能=360°/前面/フラッシュの3モード切替、フックで吊り下げ可能、0.5kg前後の軽さ
- ✅ ML002G(40Vmax)/710lm・USB 5V/2.4A・最大約51時間。スタミナ最強の最上位機
- ✅ ML807(18V/14.4V)/710lm・USB 5V/2.1A・白色フラッシュ。18V系の主力
- ✅ ML806Y(18V/14.4V)/620lm・暖色フラッシュ・USB非搭載。目に優しい光と価格重視
- ✅ ML104(10.8V)/最軽量。10.8Vバッテリを活かしたい方に
- ⚠ 710lm級のため部屋全体の主照明には不向き。広範囲用は別途スタンドライトを
吊るせて、両手が空いて、スマホも充電できて、しかも軽い。この4機種は「あると作業が確実に楽になる」タイプの道具です。すでにマキタのバッテリをお持ちなら、追加投資は本体だけ。ぜひ手持ちのバッテリに合った1台を選んでみてください。
ML002G
ML807
ML806Y
ML104


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