結論から書きます。集じんが不要ならDH3628DA、粉じんを出せない現場ならDH3628DB——これがこの2機種の選び方のすべてです。
どちらもマルチボルト36Vでコンクリートφ28mmまで対応する、HiKOKIの主力ロータリハンマドリルです。
この記事では、DH3628DA/DBのスペック、業界初のLED垂直サポート機能をはじめとする5つの注目ポイント、口コミの傾向、そしてマキタHR001Gとの比較までを解説します。
結論:DH3628DA・DBはこんな方におすすめ
この2機種が向いているのは次のような方です。
- コンクリートアンカーの穴あけを日常的におこなう設備・電気工事の方
- φ28mmまでの穴あけとコアビットφ50mmが必要な方
- 粉じん規制のある現場で作業する方(DH3628DBの集じんシステム)
- 垂直に正確な穴をあけたい方(業界初のLED垂直サポート機能)
- 同じ深さの穴を大量にあける方(オートストップ機能)
- すでにHiKOKIマルチボルト蓄電池を運用している方
一方、次のような方には過剰です。
- φ18mm以下の穴が中心の方 → 軽量なDH18DPAやDH18DPBで十分
- 軽さ最優先の方 → DAでも3.8kg、DBは4.8kgと重い
- コンクリート作業がごくまれな方 → 振動ドライバドリルDV18DEで代用可能
DH3628DAとDBは集じんシステムの有無だけが本質的な違いです。穴あけ能力・回転数・打撃数はいずれも共通なので、現場環境で選んでください。
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DH3628DA・DBとは?36Vマルチボルトの主力ハンマドリル
DH3628DAとDH3628DBは、HiKOKIのマルチボルト(36V)シリーズに属するコードレスロータリハンマドリルです。
SDSプラスシャンクを採用し、回転にハンマ(打撃)を加えることでコンクリートに効率よく穴をあけます。振動ドリルとは打撃エネルギーの桁が違い、コンクリート作業の主力工具となります。
両機の違いは明快で、DH3628DBは集じんシステムを一体化したモデルです。DAは358×233×91mm・3.8〜4.0kg、DBは500×247×105mm・4.8〜5.0kgと、集じん機構のぶんだけ大きく重くなります。
穴あけ能力はDAが非装着時コンクリートφ3.4〜28mm、DBは集じん装着時φ4.3〜20mmとなります。
DH3628DA・DH3628DBのスペック比較表

| 項目 | DH3628DA | DH3628DB |
|---|---|---|
| 電池電圧 | マルチボルト36V | マルチボルト36V |
| モーター | 直流ブラシレスモーター | 直流ブラシレスモーター |
| 取付軸 | SDSプラス | SDSプラス |
| 能力(コンクリート) | φ3.4〜28mm | φ4.3〜20mm (集じん装着時) |
| 能力(鉄工/木工) | φ13mm/φ32mm | φ13mm/φ32mm |
| 能力(コアビット) | φ25〜50mm | φ25〜50mm |
| 能力(ダイヤモンドコアビット) | φ65mm | φ65mm |
| 無負荷回転数 | NORMAL 0〜950 LOW 0〜700min-1 | 同左 |
| 全負荷打撃数 | NORMAL 0〜4,300 LOW 0〜3,170min-1 | 同左 |
| 集じんシステム | なし(別売対応) | 一体型を標準装備 |
| 機体寸法 | 358×233×91mm | 500×247×105mm |
| 質量 | 3.8〜4.0kg | 4.8〜5.0kg |
| 使用蓄電池 | BSL36A18X BSL36B18X | BSL36A18X BSL36B18X |
| 希望小売価格 | 65,900〜132,100円 (税別・仕様により異なる) | 140,800〜149,900円 (税別) |
DH3628DA・DBの特徴を5つのポイントで解説
①業界初のLED垂直サポート機能で穴が曲がらない

本機最大の話題が業界初のLED垂直サポート機能です。本体の傾きをLEDの光で知らせてくれるため、目視だけでは難しい垂直・水平の精度を保ちながら穴あけできます。
②オートストップ機能で同じ深さの穴を量産できる

穴あけにかかった時間を記憶し、次からは記憶した時間で自動的にモーターを停止するのがオートストップ機能です。同じ深さのアンカー穴を何十本もあける作業で威力を発揮します。
③NORMAL/LOWの2段切替でもろい材料にも対応

回転数と打撃数を落とせるLOWモードを搭載。NORMAL(0〜950min-1/0〜4,300min-1)に対し、LOWは0〜700min-1/0〜3,170min-1に下がります。
④DH3628DBの集じんシステムで粉じん対策は万全
DH3628DBは集じんシステムを一体化したモデルです。穴あけと同時に粉じんを吸引するため、内装済みの部屋や病院・店舗など、粉を飛ばせない現場で威力を発揮します。
⑤RFCと防じん・耐水アップスイッチで安全と耐久を確保
ビットが噛んだ際に本体が振られるのを防ぐRFC(リアクティブフォースコントロール)を搭載。4kg級の本体が振り回される事故を未然に防ぎます。
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DH3628DA vs マキタ HR001G|他社比較
28mmクラスの直接のライバルが、マキタの40Vmax充電式ハンマドリルHR001Gです。両社の主力機同士の比較となり、購入時に最も迷う組み合わせといえます。
| 比較項目 | HiKOKI DH3628DA | マキタ HR001G |
|---|---|---|
| 電圧クラス | マルチボルト36V ○ | 40Vmax(DC36V) ○ |
| 取付軸 | SDSプラス | SDSプラス |
| コンクリート能力 | φ3.4〜28mm ◎ | φ28mm ◎ |
| コアビット | φ25〜50mm ○ | φ54mm ◎ |
| ダイヤモンドコアビット | φ65mm ◎ | φ65mm ◎ |
| 回転数 | 0〜950min-1 | 0〜980min-1 |
| 打撃数 | 0〜4,300min-1 | 0〜5,000min-1 ◎ |
| 質量 | 3.8〜4.0kg ○ | 約3.7kg ◎ |
| 機体寸法 | 358×233×91mm | 358×102×232mm |
| 特徴的な機能 | ◎ LED垂直サポート/オートストップ/RFC | ○ 振り回され低減/IP56/3モード(ハツリ可) |
打撃数と軽さではHR001Gがやや有利、穴あけ精度と作業効率を高める機能ではDH3628DAが優位という評価になります。
特に業界初のLED垂直サポートとオートストップは、同じ穴を大量にあける現場で明確な差になります。なお、HR001Gにも加速度センサーで振り回されを感知してモータを止める機能があります。本体のみの価格(税別)はDH3628DA(NN)が65,900円、HR001GZKが59,400円です。最終的にはお使いのバッテリープラットフォームで選ぶのが現実的です。
DH3628DA・DBの口コミ・評判
ネット上のレビューやSNSで見られる評価の傾向を、代表的な声として整理しました。
オートストップが便利すぎる。同じ深さのアンカー穴を大量にあける仕事では手放せない。
ネット上の評価傾向より
LED垂直サポートは最初は半信半疑だったが、使うと穴の精度が明らかに安定した。
ネット上の評価傾向より
DBの集じんは優秀。内装済みの部屋でも養生が最小限で済むので結果的に早い。
ネット上の評価傾向より
よくある質問(FAQ)
Q. DH3628DAとDH3628DBの違いは何ですか?
A. 集じんシステムの有無です。DBは集じんシステムを一体化しており、穴あけと同時に粉じんを吸引します。そのぶん寸法は500×247×105mm、質量は4.8〜5.0kgと大きくなり、集じん装着時のコンクリート能力はφ4.3〜20mmになります。
Q. 18Vのバッテリーは使えますか?
A. 使えません。DH3628DA/DBはマルチボルト蓄電池(BSL36A18X/BSL36B18X)を装着して36Vで動作します。18V専用のBSL18シリーズは非対応です。
Q. はつり作業はできますか?
A. 本機はコンクリートの穴あけを主目的としたロータリハンマドリルです。本格的なはつり作業には、専用の電動ハンマや上位クラスの機種をご検討ください。軽微なはつりであれば、対応するビットの使用可否をメーカー資料でご確認のうえ判断してください。
まとめ:機能で選ぶなら36Vハンマドリルの本命
HiKOKI DH3628DA・DH3628DBは、コンクリートφ28mmまでの穴あけ能力に、業界初のLED垂直サポートとオートストップという実務直結の機能を組み合わせたマルチボルト36Vのロータリハンマドリルです。
集じんが必要ならDB、機動力を優先するならDA。どちらを選んでも穴あけ性能は同等なので、現場環境に合わせて選択してください。
- コンクリートφ28mm・コアビットφ50mm・ダイヤコアφ65mmに対応
- 業界初のLED垂直サポート機能で穴の精度が安定する
- オートストップ機能で同じ深さの穴を効率よく量産できる
- DH3628DBは集じんシステム一体型で粉じん規制のある現場に対応


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