ミルウォーキー『MXF HADO1000』(正式品番 MXF HADO1000-0G0 APJ)は、打撃エネルギー26.1Jを発生するSDS MAXシャンクの充電式電動ハンマーです。
2026年9月時点で公式サイトに新商品として掲載された発売予定モデルで、大型バッテリープラットフォーム「MX FUEL」を採用し、10kgクラスのハツリ作業をコードレスで行えます。
本記事では MXF HADO1000 のスペック・特徴・マキタのAC機および40Vmax機との比較まで、公式資料をもとに解説します。
結論:ミルウォーキー MXF HADO1000はこんな方におすすめ
✅ 10kgクラスのハツリを、電源のない現場でも行いたい方
✅ 発電機やコードの取り回しから解放されたい方
✅ AC機と同等以上の打撃エネルギーをコードレスで求める方
✅ 改修・解体で上階や屋外など電源確保が難しい現場が多い方
❌ 5kgクラスの軽ハツリが中心の方(→マキタHM001Gなど軽量機を推奨)
❌ 常に電源が確保できる現場のみの方(→AC機のほうが低コスト)
MXF HADO1000-0G0 APJ
ミルウォーキー MXF HADO1000 のスペック・仕様
公式サイトに掲載されている MXF HADO1000-0G0 APJ の主要スペックは以下のとおりです。
| 項目 | MXF HADO1000-0G0 APJ |
| バッテリー | MX FUEL(大型バッテリープラットフォーム) |
| シャンク | SDS MAX |
| 衝撃エネルギー | 26.1J |
| 最大打撃数 | 1,950min⁻¹ |
| 速度設定 | 2段階 |
| 外形寸法 | 739×249×244mm |
| 質量 | 12.7kg |
| 防振機構 | 防振システム搭載 |
| 付属品 | 本体のみ |
| 価格(本体のみ) | 238,000円 |
26.1Jという打撃エネルギーは、10kgクラスのAC電動ハンマーと比べても高い水準です。質量12.7kgは同クラスのAC機よりやや重くなりますが、これはバッテリーを本体側に搭載しているためで、コードと発電機が不要になる分、現場全体での機材量はむしろ減らせます。
ミルウォーキー MXF HADO1000の主な特徴・機能
① 26J以上の打撃エネルギーでAC機と同等以上

最大の訴求点は26.1Jという打撃エネルギーです。充電式のハツリ機は「AC機より非力」という前提で見られがちですが、本機はその常識を覆す数値を掲げています。
打撃数は最大1,950min⁻¹で、コンクリートのはつり、床の斫り、基礎の解体といった本格的な破砕作業を想定した性能です。
② 2段階の速度設定で作業内容に合わせられる

速度を2段階に切り替えられ、作業対象に応じて使い分けられます。硬いコンクリートを一気に砕く場面ではハイ、タイルや仕上げ材を残しながら丁寧に剥がす場面ではローと、壊す力を状況に合わせて調整できるのは、はつり機としての汎用性を高める要素です。
③ 防振システムによる低振動設計
10kgクラスのハンマーは振動が大きく、長時間の連続使用が難しい工具です。本機は防振システムを搭載し、オペレーターに伝わる振動を抑える構造になっています。振動障害の対策として作業時間の管理が求められる現場では、低振動であることは単なる快適性ではなく作業可能時間そのものに関わる要素です。
④ 競合製品より50%長い稼働時間
公式には「競合製品より50%長い稼働時間」と記載されています。充電式ハツリ機の実用性を決めるのは絶対的なパワーだけでなく、1充電あたりどれだけ壊せるかです。
MX FUELは大型バッテリーを前提としたプラットフォームで、18Vや40Vクラスとは容量の設計思想が異なり、長時間の連続作業に振った構成になっています。
⑤ コードと発電機から解放されるMX FUELプラットフォーム

MX FUELはミルウォーキーが大型機専用に用意したバッテリープラットフォームです。
従来、10kgクラスのハンマーを使うには100V電源または発電機が必須で、コードの引き回し、漏電対策、発電機の燃料と騒音といった付帯作業が発生していました。本機はこれらをまとめて不要にします。
電源のない解体現場や上階の改修工事では、この差が段取り時間に直結します。
MXF HADO1000-0G0 APJ
MXF HADO1000 vs マキタ HM1213C・HM001G 徹底比較
国内の10kgクラス電動ハンマーの定番であるマキタHM1213C(AC機)と、充電式ハンマーのマキタHM001G(40Vmax・5kgクラス)を並べて比較します。
| 項目 | ミルウォーキー MXF HADO1000 | マキタ HM1213C | マキタ HM001G |
| 電源 | MX FUELバッテリー | AC100V(コード5m) | 40Vmaxバッテリー |
| シャンク | SDS MAX | SDS-max | SDS-max |
| 打撃エネルギー | 26.1J | 18.6J | 9.4J |
| 打撃数 | 1,950min⁻¹ | 950~1,900min⁻¹ | 0〜2,650min⁻¹ |
| 質量 | 12.7kg | 10.2kg | 5kgクラス |
| クラス | 10kg | 10kg | kg |
| 電源確保 | 不要 | 必要(1,430W) | 不要 |
打撃エネルギーで見ると、MXF HADO1000の26.1JはAC機のHM1213C(18.6J)を約4割上回ります。コードレスでありながらAC機を超える打撃力という点が、本機の最大の特異性です。
マキタHM001Gは同じ充電式ですが9.4Jの5kgクラスで、そもそも狙う作業が異なります。
質量はHM1213Cの10.2kgに対し12.7kgと2.5kg重くなります。ただしHM1213Cは1,430Wを消費するため、電源がない現場では発電機の搬入が前提です。
発電機・延長コード・燃料まで含めた「現場に持ち込む総量」で比べると、MXF HADO1000のほうが軽いケースは多くなります。
よくある質問(FAQ)
Q. M18やM12のバッテリーは使えますか?
A. 使えません。MXF HADO1000はMX FUEL専用のバッテリープラットフォームを採用しています。M18やM12のバッテリーとは互換性がないため、MX FUELのバッテリーと充電器を別途用意する必要があります。
Q. AC機のマキタHM1213Cと比べて力不足になりませんか?
A. 打撃エネルギーはMXF HADO1000が26.1J、HM1213Cが18.6Jで、カタログ値では本機が上回ります。コードレスであることによる出力の妥協は、少なくとも公称スペック上は見られません。
まとめ
✅ 打撃エネルギー26.1J・打撃数1,950min⁻¹のSDS MAX充電式ハンマー
✅ AC機のマキタHM1213C(18.6J)を約4割上回る打撃力
✅ 2段階の速度設定と防振システムを搭載
✅ 競合比50%長い稼働時間を公称するMX FUELプラットフォーム
✅ 質量12.7kg・本体のみ(価格は公式サイト未掲載)
10kgクラスのハツリをコードレスで行える機種は限られており、AC機を上回る打撃エネルギーを掲げた充電式ハンマーは現時点でかなり希少です。
電源確保が難しい解体・改修現場を抱えている方は、発電機を含めた総コストで検討する価値があります。
MXF HADO1000-0G0 APJ


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