MAX(マックス)の「RB-612T」は、2本のワイヤで結束する「ツインタイア」シリーズの大径鉄筋向けモデルです。2025年10月に発売され、D16×D16〜D32×D29の鉄筋を0.6秒以下で結束します。
この記事では、RB-612Tのスペック・価格・特徴を公式情報で整理し、マキタの40Vmax鉄筋結束機TR001Gとの比較、口コミで注目されるポイント、よくある質問まで解説します。
【結論】RB-612Tはこんな人におすすめ
RB-612Tは、梁・柱・耐圧スラブや橋梁などで、D16〜D32クラスの太い鉄筋を大量に結束する現場に向いた1台です。
- D16〜D32の大径鉄筋を毎日のように結束する鉄筋工・土木作業者
- 1結束あたりの時間を少しでも短くしたい人
- 電池交換の回数を減らしたい人(1充電あたり約5,000回)
- かぶり厚が厳しい部位でミミを低く仕上げたい人
一方、D10〜D13が中心の住宅基礎・スラブなら標準モデルのRB-442T、雨天作業が多く防水性を重視するならマキタTR001Gも比較対象になります。
MAX RB-612T-B2C/1450A(電池2個・充電器付)
MAX RB-612T(本体のみ)
MAX RB-612Tとは?ツインタイアの大径モデル
ツインタイアは、2本のワイヤを同時に送り出して締め上げるMAX独自の鉄筋結束機です。RB-612Tは、従来機RB-610Tの後継として、ワイヤの送り・引き戻し・ねじりの動作をすべて見直し、結束スピードを約0.7秒から0.6秒以下に縮めました。
シリーズには標準モデルのRB-442T、特大径向けのRB-822T、通信機能付きのRB-612T-Cがあり、RB-612Tは大径鉄筋をスピード重視でこなす中核モデルです。
RB-612Tのスペック・価格
| 項目 | RB-612T |
| 結束時間 | 0.6秒以下(D16×D16・満充電時の平均) |
| 対象鉄筋 | D16×D16〜D32×D29、D38×D16×D16、D25×D25×D16×D16 |
| 1充電あたりの結束数 | 約5,000回(JP-L91450A装着時) |
| 使用ワイヤ | TW1060T(JP)系 4種 (なまし・亜鉛めっき・ポリエステルコート・ステンレス※) |
| 質量 | 2.6kg(電池装着時)/2.0kg(本体) |
| 寸法(H×W×L) | 295×125×358mm(電池装着時) |
| 安全装置 | トリガロック・メインスイッチ |
| RB-612T-B2C/1450A | 253,000円(税込278,300円)電池2個・充電器付 |
| RB-612T(本体のみ) | 202,000円(税込222,200円) |
※MAX公式製品ページ・プレスリリースより(2026年10月確認)。ステンレス線は受注生産。
RB-612Tの主な特徴
① 挿し込み口を広げ、カールガイドを細く

アームの形状を見直し、従来機より鉄筋の挿し込み口を5.6%広げ、カールガイドの幅を14.3%縮めました。太い鉄筋への抜き差しがしやすく、入り組んだ配筋の中でも結束位置に差し込みやすくなっています。
② 結束スピードが0.6秒以下に
1結束にかかる時間は、従来の約0.7秒から0.6秒以下になりました。1日に数千か所を結束する現場では、この差が積み重なって作業時間の短縮につながります。
③ ミミ高さ約14mmで下にヒゲが出ない

結束後のワイヤの端(ミミ)は高さ約14mmに収まり、下側にヒゲが出ません。コンクリートのかぶり厚を確保しやすく、仕上がりの品質も安定します。
④ ワイヤ装填アシストで交換が簡単

「ワイヤ装填アシスト」により、リールを入れてワイヤを送り込む作業が簡単になりました。手袋をしたままでも交換しやすく、作業の中断を短くできます。
⑤ 引き戻し機構で強い結束力
送り出したワイヤを引き戻してから締め上げる機構で、鉄筋どうしをしっかり密着させます。2.6kgと軽く、1充電で約5,000回結束できるスタミナも大径モデルとして心強いポイントです。
MAX RB-612T-B2C/1450A(電池2個・充電器付)
MAX RB-612T(本体のみ)
MAX RB-612T vs マキタ TR001G 徹底比較
同じ価格帯の充電式鉄筋結束機として、マキタの40Vmax機TR001G(TR001Gの解説記事)と比べます。
| 項目 | MAX RB-612T | マキタ TR001G |
| 価格(税別) | 本体202,000円 | ZK 240,000円(バッテリ別売) |
| 対象鉄筋 | D16×D16〜D32×D29 ◎大径 | D10×D10〜[D16+D16]×[D16+D16] |
| 結束方式 | ワイヤ2本(ツインタイア) | φ1.6mmなまし線・1周巻 |
| 1充電あたり | 約5,000回 ◎ | 約2,900回(BL4025) |
| 質量 | 2.6kg ◎ | 3.3kg(BL4025装着時) |
| 防水 | — | IPX6+APT ◎ |
| 結束力の調整 | — | 6段階 |
※マキタTR001Gはマキタ公式製品ページより(2026年10月確認)。
大径鉄筋とスピードならRB-612T
D32クラスまでの太い鉄筋を、軽い本体で速く結束できるのがRB-612Tです。電池1個あたりの結束数も多く、大規模な配筋で有利です。
細径〜中径と雨天作業ならTR001G
TR001GはD10からの細い鉄筋に強く、太いφ1.6mmワイヤで結束力を確保します。IPX6の防水性能があり、雨の多い現場やマキタの40Vmaxバッテリを持っている人に向いています。
RB-612Tの活用シーン
MAXはRB-612Tの用途として、建築現場の梁・柱・耐圧スラブ、土木現場の橋梁などの鉄筋結束を挙げています。手作業のハッカー結束と比べて、太い鉄筋でも結束の強さとミミの高さがそろいやすいのが利点です。
- 大型建築の梁・柱の主筋とせん断補強筋の結束
- 耐圧スラブの上端筋・下端筋の大量結束
- 橋梁・擁壁など土木構造物の配筋
- 海沿いなど防錆が求められる現場(ステンレス線を受注生産で選択)
RB-612Tの口コミ・評判で注目されるポイント
※個人の感想の引用ではなく、仕様から想定される評価のポイントをまとめています。
- 0.6秒以下の結束で、数をこなす現場ほど作業が早く終わる
- 挿し込み口が広く、太い鉄筋でも抜き差しがスムーズ
- ミミが低く収まり、かぶり厚の管理がしやすい
- 本体価格が高く、細い鉄筋中心の現場ではオーバースペック
よくある質問(FAQ)
Q. RB-612TとRB-442Tはどちらを選ぶべき?
結束する鉄筋の太さで選びます。住宅基礎やスラブなど細い鉄筋が中心ならRB-442T、D16〜D32の太い鉄筋が中心ならRB-612Tです。
Q. D41やD51も結束できますか?
RB-612Tの対象はD32×D29までです。それより太い特大径には、上位モデルのRB-822Tを検討してください。
Q. 従来機RB-610Tとの違いは?
結束スピード(約0.7秒→0.6秒以下)、挿し込み口の拡大、カールガイドの縮小、ワイヤ装填アシストなどが主な改良点です。
まとめ
MAX RB-612Tは、D16×D16〜D32×D29の大径鉄筋を0.6秒以下で結束し、1充電約5,000回・2.6kgを実現したツインタイアの大径モデルです。
太い鉄筋をスピード重視で結束するならRB-612T、細径〜中径が中心で防水性を重視するならマキタTR001G。扱う鉄筋径と現場の条件で選んでください。
MAX RB-612T-B2C/1450A(電池2個・充電器付)
MAX RB-612T(本体のみ)


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