HiKOKI WR36DAインパクトレンチの特徴・性能・価格・口コミ解説

HiKOKI インパクトレンチ
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 HiKOKI(ハイコーキ)のWR36DAは、マルチボルト(36V)シリーズのハイパワーコードレスインパクトレンチです。
 角ドライブ19mm・最大締付トルク1,100N・mという出力で、普通ボルトM12〜M30、高力ボルトM10〜M24に対応。エア式インパクトレンチの領域をコードレスで置き換えることを狙ったモデルです。
 本記事では、WR36DAの特徴・性能・価格・口コミを徹底解説します。

結論:HiKOKI WR36DAはこんな方におすすめ

 結論を先に述べると、WR36DAは「エアホースを引き回さずに、大径ボルトを締めたい人」のための一台です。
 1,100N・mというトルクは、鉄骨造の高力ボルトM24、大型車のホイールナット、重機・産業機械のボルトといった、これまでエア式かコード式しか選択肢のなかった領域をカバーします。
 打撃力は4段階に切り替えられ、過大なトルクを避けたい場面にも対応します。

こんな方におすすめです。

  • ✅ 鉄骨造で高力ボルトM20〜M24を締める建方・鍛冶工の方
  • ✅ 大型トラック・バスのホイールナット脱着を行う整備士の方
  • ✅ 重機・産業機械・プラント設備の大径ボルトを扱う方
  • ✅ エアコンプレッサーとホースの取り回しから解放されたい方

逆に、次のような方は別モデルを検討したほうが満足度は高いでしょう。

  • ❌ 乗用車のタイヤ交換が主目的の方(12.7mm角のWR36DHで十分)
  • ❌ M20以下のボルトが中心の方(軽いWR36DDのほうが扱いやすい)
  • ❌ 3.8kgという質量を扱いきれない方(高所・長時間作業では負担が大きい)

WR36DA

HiKOKI WR36DAとはどんなインパクトレンチか

 インパクトレンチの世界では、扱えるボルトの大きさが角ドライブのサイズとトルクで決まります。乗用車整備で使われる12.7mm角・300N・mクラスに対し、WR36DAは19mm角・1,100N・mという、はるかに大きな領域を担当します。
 締付能力は普通ボルトM12〜M30、高力ボルトM10〜M24。これは鉄骨造の主要な高力ボルトをカバーする範囲です。
 従来、この規模のボルトを締めるにはエア式インパクトレンチとコンプレッサー、あるいは電動のシャーレンチが必要でした。WR36DAは、それをバッテリー1本で行えるようにしたモデルです。

HiKOKI cのスペック・仕様一覧

項目仕様
型式WR36DA
(コードレスインパクトレンチ)
角ドライブ19mm(3/4インチ)
電圧マルチボルト36V
(BSL36A18Xなど)
最大締付トルク1,100N・m(112.2kgf・m)
締付能力(普通ボルト)M12〜M30
締付能力(高力ボルト)M10〜M24
回転数(弱1/弱2)0〜600/0〜900min⁻¹
回転数(中/強)0〜1,200/0〜1,500min⁻¹
打撃数(弱1/弱2)0〜1,200/0〜1,800min⁻¹
打撃数(中/強)0〜2,300/0〜2,900min⁻¹
機体寸法221×292×42mm
(全長×高さ×センタハイト)
質量3.8kg(蓄電池装着時)
振動3軸合成値15.4m/s²
モーター直流ブラシレスモーター
防じん防水IP56適合

HiKOKI WR36DAの主な特徴・機能

① 最大締付トルク1,100N・m|エア式の領域をコードレスで

 1,100N・mという出力は、コードレスインパクトレンチとしては最高クラスの領域です。従来、このトルクを出すにはエア式のインパクトレンチとコンプレッサーが必要でした。

② 高力ボルトM24まで対応|鉄骨建方の主力になる

 締付能力は普通ボルトM12〜M30、高力ボルトM10〜M24。鉄骨造で使われる高力ボルトの主要サイズをカバーします。

③ 打撃力4段切替|締めすぎを避ける安全設計

 弱1・弱2・中・強の4段階で、回転数と打撃数の組み合わせを切り替えられます。ボルトのサイズや材質、締め付ける相手の強度に応じて、必要な力だけを使えます。

④ IP56の防じん防水|屋外・鉄骨現場の環境に耐える

 IP56適合の防じん防水性能を備えています。鉄骨建方、屋外プラント、解体現場といった過酷な環境で使われることを前提とした設計です。

⑤ マルチボルト蓄電池+約25分の充電

 マルチボルト蓄電池は36V機と18V機の両方に使えるため、他のHiKOKI工具とバッテリーを共用できます。現場で複数のHiKOKI工具を使っている場合、電池を融通し合えるのは運用上大きな利点です。

WR36DA

HiKOKI WR36DA vs マキタ TW001G 徹底比較

 ハイパワークラスの直接的なライバルが、マキタのTW001G(40Vmax充電式インパクトレンチ)です。同じ19mm角で、最大締付トルク1,350N・mという業界トップクラスの性能を持ちます。

比較項目HiKOKI WR36DAマキタ TW001G
電圧クラスマルチボルト36V/18V40Vmax(36V)
角ドライブ19mm19mm
最大締付トルク○ 1,100N・m◎ 1,350N・m
最大ゆるめトルク◎ 2,050N・m
締付能力(普通ボルト)○ M12〜M30◎ M12〜M36
締付能力(高力ボルト)○ M10〜M24◎ M10〜M27
最大回転数○ 1,500min⁻¹◎ 1,800min⁻¹
最大打撃数◎ 2,900min⁻¹○ 2,300min⁻¹
打撃力切替◎ 4段階◎ 4段階
質量3.8kg3.8kg
機体寸法(全長)○ 221mm◎217mm
防じん防水◎ IP56◎ IP56
バッテリー互換◎ 36V/18V共用△ 40Vmax専用

 純粋な出力ではマキタTW001Gが上回ります。1,350N・m対1,100N・m、締付能力も普通ボルトM36・高力ボルトM27までと、一回り大きなボルトに対応します。
 M27クラスの高力ボルトを扱う必要があるなら、TW001G一択です。

 一方、WR36DAは最大打撃数2,900min⁻¹とTW001Gの2,300min⁻¹を上回っており、打撃の細かさという点では優位です。
 打撃数が多いほど、1打あたりの衝撃が小さくなり、手への反動が抑えられる傾向があります。質量は両者とも3.8kgで同等です。

HiKOKI WR36DAの口コミ・評判

ネット上で見られる評価の傾向を要約すると、次のような声が代表的です。

エアホースから解放されたのが何より大きい。高所作業車の上まで工具を持って上がるだけで作業が始められます。M22の高力ボルトも問題なく締まります。

鉄骨建方/40代男性

大型車のホイールナットに使っています。1,100N・mあれば緩まないナットはほぼありません。打撃力を4段階に切り替えられるので、締めすぎの心配も減りました。

大型車整備/30代男性

マルチボルトのバッテリーを他の工具と共用できるのが決め手でした。現場で電池を融通し合えるのは運用面で大きなメリットです。

プラント設備/50代男性

よくある質問(FAQ)

Q. WR36DAで乗用車のタイヤ交換はできますか?

A. 推奨しません。角ドライブが19mmのため12.7mm用ソケットには変換アダプタが必要ですし、1,100N・mは乗用車のホイールナット(規定値100〜120N・m前後)には過大です。タイヤ交換が目的なら12.7mm角のWR36DHを選んでください。

Q. 高力ボルトの本締めにそのまま使えますか?

A. インパクトレンチは一次締め(仮締め)までの使用が原則です。高力ボルトの本締めは、トルシア形ボルト用のシャーレンチや、トルクレンチによる管理が必要です。施工基準に従って運用してください。

Q. WR36DAとWR36DFはどちらを選ぶべきですか?

A. 扱う最大ボルトサイズで決めてください。高力ボルトM24までならWR36DA(1,100N・m)、M30級まで扱うならWR36DF(1,400N・m)です。質量は3.8kgと3.9kgでほぼ同等のため、重量差は判断材料になりません。

まとめ

 HiKOKI WR36DAは、角ドライブ19mm・最大締付トルク1,100N・mを実現したハイパワーコードレスインパクトレンチです。普通ボルトM12〜M30、高力ボルトM10〜M24に対応し、エア式インパクトレンチの領域をコードレスで置き換えます。

  • ✅ 角ドライブ19mm・最大締付トルク1,100N・mのハイパワークラス
  • ✅ 普通ボルトM12〜M30、高力ボルトM10〜M24に対応
  • ✅ 打撃力4段切替(弱1/弱2/中/強)で締めすぎを防止
  • ✅ 最大打撃数2,900min⁻¹の細かい打撃で反動を抑制
  • ✅ IP56の防じん防水で鉄骨建方・屋外プラントにも対応

WR36DA

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