HiKOKI(ハイコーキ)のコードレスセーバソーCR36DSAは、2026年2月に発売された36Vマルチボルトバッテリー対応のセーバソー(レシプロソー)です。
ニードルベアリング採用による耐久性向上と、アルミハウジングによる落下耐性を備え、ハードな解体・切断作業を長期間こなすプロ現場向けに設計された「耐久性重視のミドルクラス」モデルです。
本記事ではCR36DSAの特徴・スペック・価格・口コミと、ライバルであるマキタの40VmaxレシプロソーJR002Gとの比較まで詳しく解説します。
結論:HiKOKI CR36DSAはこんな方におすすめ
先に結論をお伝えすると、CR36DSAは「最高速度よりも工具とバッテリーの耐久性・長寿命を重視するプロ」に最適な一台です。まずは下のチェックリストで、ご自身の使い方に合うか確認してみてください。
✅ CR36DSAがおすすめな方
- ハードな解体・切断作業を毎日こなすプロの方(耐久性重視設計)
- HiKOKI 36Vマルチボルトバッテリーをすでに持っていて電池を共用したい方
- 長時間作業でも振動による手や腕の疲労・振動障害を抑えたい方
- バッテリーの長寿命化・工具本体の耐久性を重視する方
- 粉じんの多い現場でも壊れにくい工具を求める方
❌ 向かない方
- 最高ストローク速度(3,000min-1)や切断スピードを最優先する方(→マキタ JR002Gが優位)
- IP56レベルの高い防水・防塵性能が必要な方
HiKOKI CR36DSA
HiKOKI CR36DSAの基本情報・スペック
CR36DSAの主要スペックは以下の通りです。ストローク数0〜2,600min-1・ストローク長32mm・パイプ最大130mm径の切断能力を備え、パイプやアングル、各種木材から軟鋼板・アルミ板・銅板まで幅広い材料に対応します。焼結金属だった従来のベアリング部をニードルベアリング化し、防塵フッ素ゴムOリングと組み合わせた耐久設計が最大の特徴です。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 型番 | CR36DSA |
| 電圧 | 36V(マルチボルト) |
| ストローク数 | 0〜2,600min-1 |
| ストローク長 | 32mm |
| 切断能力(パイプ) | 最大130mm径 |
| 対応材料 | パイプ・アングル・各種木材・軟鋼板・アルミ板・銅板など |
| ベアリング | ニードルベアリング (防塵フッ素ゴムOリング付) |
| ハウジング | アルミハウジング |
| ブレード交換 | レバー操作(グローブ着用時も可能) |
| バッテリー防振 | バッテリーへの負荷を約66%低減 |
| 質量 | 4.3kg(電池含む) |
| 対応バッテリー | HiKOKI マルチボルト |
| 発売日 | 2026年2月17日 |
HiKOKI CR36DSAの主な特徴・機能
① ニードルベアリング採用で耐久性を大幅向上

従来モデルでは焼結金属(メタル)だったベアリング部分をニードルベアリング構造に変更。フッ素ゴムOリングによる防塵設計と組み合わせることで、摩擦による摩耗・発熱を大幅に抑制しています。
解体現場のような粉じんが多い過酷な環境での長期使用でも工具の寿命を延ばすことができ、消耗品の交換頻度が下がるためランニングコストの低減にもつながります。
② 防振バッテリー構造でバッテリーへの負荷を約66%低減

振動吸収バッテリー防振構造を採用し、バッテリー接続部への負荷を従来比約66%低減。セーバソーは振動が大きい工具ですが、この設計によりバッテリーとの接続部の劣化を大幅に抑制できます。
36Vマルチボルトバッテリーは1本あたりの価格が高いだけに、バッテリー寿命を延ばすこの設計は長期的なコスト面でも大きなメリットです。
③ デュアル出力シャフトギヤ設計で切断振動を低減

互いに逆方向に動くデュアル出力シャフトギヤ設計を採用し、切断時の振動を効果的に相殺。長時間の解体・切断作業でも手・腕・肩への負担を大幅に軽減します。
振動低減は作業者の健康管理(振動障害の予防)にも直結する重要な性能で、毎日の長時間作業でも疲れにくく、集中力を維持したまま安全に作業を続けられます。
④ アルミハウジングで落下衝撃に強い

内部部品を保護するアルミハウジング構造を採用し、誤って工具を落とした際の衝撃による内部部品へのダメージを軽減します。現場での不意な落下事故は避けられません。
アルミハウジングによる耐衝撃性は、工具を長く使い続けるための実用的な安心感につながります。高所や足場での作業が多いプロには特に重要な仕様です。
⑤ レバー操作によるブレード交換(グローブ着用時も対応)

フロント部のレバー操作でブレードを取り外すことができ、作業用グローブを着用したままブレード交換が可能です。
解体現場では安全のためグローブ着用が必須なことが多く、グローブを外さずにブレード交換できることは作業効率の大きな向上につながります。
小さな改善ですが、毎日の作業では積み重なる大きなメリットです。
HiKOKI CR36DSAの価格
CR36DSAの希望小売価格は43,000円(税抜)です。すでにHiKOKIの36Vマルチボルト電池をお持ちなら本体のみ、初めてのマルチボルトならセット品を選ぶと無駄がありません。
HiKOKI CR36DSA
CR36DSAの活用シーン
- 木造・鉄骨造の解体作業(間柱・根太・胴縁などの切断)
- 配管工事での金属パイプ・塩ビ管の切断
- 電気工事での金属ラック・ボルト・アングルの切断
- リフォーム現場での窓枠・建具・釘付き木材の解体
- 庭木・丸太などの粗切り
- 粉じんの多い過酷な環境での長時間切断作業
HiKOKI CR36DSA vs マキタ JR002G 徹底比較
同クラスのライバルは、マキタの40VmaxコードレスレシプロソーJR002Gです。2022年1月発売のこの機種は「世界最速」を謳い、オービタル機能で木材切断約25%・鋼材切断約50%の高速化を実現した人気モデル。両機種を主要スペックで比較します。◎は特に優れる項目です。
| 項目 | HiKOKI CR36DSA | マキタ JR002G |
|---|---|---|
| 電圧 | 36V(マルチボルト) | 40Vmax(36V) |
| ストローク数 | 0〜2,600min-1 | 0〜3,000min-1 ◎ |
| ストローク長 | 32mm | 32mm |
| 切断能力(パイプ) | 130mm径 | 130mm径 |
| オービタルモード | 非搭載 | 搭載 ◎ |
| 防水・防塵 | - | IP56 ◎ |
| 質量 | 4.3kg ◎ | 4.5kg |
| 発売 | 2026年2月 | 2022年1月 |
選び方のポイント:マキタJR002Gはストローク速度・オービタルモード・IP56防水でCR36DSAを上回り、とにかく速く切りたい方に向きます。一方、HiKOKI CR36DSAはニードルベアリングによる耐久性・アルミハウジング・4.3kgの軽さが充実しており、工具と消耗品の長寿命化・振動軽減を重視するプロ向けです。現在HiKOKI 36Vマルチボルトバッテリーをお持ちなら、CR36DSAは非常にコストパフォーマンスの高い選択になります。
HiKOKI CR36DSAの口コミ・評判
実際にCR36DSAを使用したユーザーの声や、ネット上のレビュー傾向をまとめました。
解体現場でほぼ毎日使っていますが、ニードルベアリング採用のおかげで従来機より長持ちしている感じがします。グローブを着けたままブレード交換できるのも地味に便利です。(解体業・50代男性)
HiKOKIの36Vマルチボルトバッテリーをグラインダーやハンマードリルでも使っているので、バッテリーを共有できるのが最大のメリット。振動も前のモデルより明らかに少なくて、夕方でも手がしびれにくくなりました。(大工・40代男性)
鉄骨の解体で使用中に足場から落としてしまいましたが、アルミハウジングのおかげか問題なく動きました。耐久性を重視する人には迷わずおすすめできます。(鉄筋工・40代男性)
最高速度はマキタの方が上ですが、実作業では十分な切断力。それより毎日使っても壊れにくい安心感の方が自分には重要でした。(設備工事・30代男性)
よくある質問(FAQ)
Q1. 電気工事・配管工事の解体作業に使えますか?
A. はい。CR36DSAはパイプ(最大130mm径)・各種木材・軟鋼板・アルミ板・銅板・各種合成樹脂の切断に対応しています。電気工事や配管工事の解体作業で頻繁に切断する材料のほとんどをカバーしており、現場での幅広い用途に活用できます。
Q2. マキタJR002Gと比べて切断スピードは大きく劣りますか?
A. 最高ストローク数はJR002G(3,000min-1)がCR36DSA(2,600min-1)を上回り、オービタル機能もある分、木材の高速切断ではJR002Gが有利です。ただしCR36DSAも一般的な解体・金属切断には十分な切断力があり、体感で困る場面は多くありません。スピード最優先ならJR002G、耐久性・振動・コスパ重視ならCR36DSAという住み分けです。
まとめ
HiKOKI CR36DSAは、ニードルベアリング採用・アルミハウジング・バッテリー防振構造・デュアル出力シャフトギヤ設計と、耐久性と振動低減を徹底的に追求したミドルクラスの36Vコードレスセーバソーです。
最大ストローク数やオービタルモード・IP56防水ではマキタJR002Gが優位ですが、工具の長寿命化・バッテリー保護・長時間作業の疲労軽減を重視するプロには最適な選択と言えます。
2026年2月発売の新モデルとして、すでにHiKOKI 36Vマルチボルトバッテリーをお持ちの方には特にコストパフォーマンスの高い一台です。作業内容と重視するポイントに合わせて、JR002Gと比較しながら選んでみてください。
HiKOKI CR36DSA


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