マキタ HM002G(HM002GZK)は、40Vmaxバッテリ2本で駆動する80Vmaxシリーズの充電式ハンマ(ハツリ専用機)です。
結論から言うと、10kgクラスのハツリをコードレスで完結できる、現時点でほぼ唯一の選択肢。打撃エネルギー20.9Jは自社AC機HM1213C(18.6J)を上回ります。
この記事では、HM002Gの特徴・性能・価格・口コミ、そして「AC機を置き換えられるのか」という一点を、HiKOKI・ヒルティの同クラス機と比較しながら検証します。
結論:マキタHM002Gはこんな人におすすめ
先に結論です。HM002Gは「10kg級のハツリを、電源なしでやりたい」人のための機種です。
- ✅ 土間や地下ピットなど電源の取りにくい場所でハツリを行う解体・設備業者
- ✅ AC機HM1213Cを使っていて、コードの取り回しに困っている人
- ✅ すでにマキタ40Vmax(XGT)バッテリを4本以上持っている人
- ✅ 高所作業車・足場上でのハツリが多く、コードが危険因子になる現場
- ✅ 短時間のハツリを一日に何度も行う、段取り重視の作業
- ✅ 屋外・雨天でも作業する必要がある現場(本体IPX6適合)
一方、次のような使い方なら別機種を検討すべきです。
- ❌ 一日中連続でハツリ続ける解体専業(1充電約15分=電池本数が要る)
- ❌ 5kgクラスの軽ハツリが中心の人(HM001Gのほうが扱いやすい)
マキタ HM002GZK(本体のみ)
マキタ A-71990 XGT5(BL4040② DC40RB①)
マキタ A-72039 XGT6(BL4050F② DC40RB①)
マキタHM002Gの主要スペック一覧
| 項目 | マキタ HM002G(HM002GZK) |
|---|---|
| 電源 | 40Vmaxバッテリ×2本=80Vmax |
| シャンク | SDSマックス(SDS-max) |
| 最大打撃エネルギー | 20.9J(EPTA基準/旧基準値27.5J) |
| 打撃数 | 950〜1,900min⁻¹ |
| 本機寸法 | 574×146×324mm |
| 質量 | 12.1kg(BL4040×2本装着時) |
| 1充電あたりの作業量 | 約15分(コンクリート圧縮強度40MPaのハツリ) |
| 主な機能 | AVT低振動・ソフトノーロード 無線連動AWS対応・IPX6 |
マキタHM002Gの主な特徴5つ
特徴① 20.9Jでマキタ自社AC機を上回る打撃力

EPTA基準の打撃エネルギーは20.9J。同クラスのAC100V機HM1213Cが18.6Jですから、コードレスのほうが強いという逆転が起きています。
特徴② ソフトノーロード機能で、無負荷時の振動を抑える

HM002Gは無負荷状態では低速・低振動で待機し、先端が対象物に当たって負荷を検知すると最大回転(打撃)に切り替わります。
これがソフトノーロード機能です。ハツリ機は「当てるまでの空打ち」が手首に効くため、この制御があるだけで一日の疲労が変わります。
特徴③ 無線連動集じんAWSに対応、粉じん対策もコードレスで

別売のワイヤレスユニットを装着すれば、対応集じん機とBluetoothで連動します。
ハツリ作業の粉じんは法令面でも管理対象で、集じん機まで含めてコードレス化できると仮設電源そのものが不要になります。
特徴④ 本体IPX6適合で屋外・雨天でも使える

本体は防水保護等級IPX6に適合。屋外の土間解体や、雨がかりのある改修現場でも安心して使えます。バッテリ側もIP56相当の防じん・防水設計です。
特徴⑤ 12.1kg・574mmという扱いやすいサイズ感
質量12.1kg(BL4040×2本装着時)、寸法574×146×324mm。AC機HM1213C(10.2kg・576×149×265mm)と全長はほぼ同じで、バッテリの分だけ背が高く重くなっています。
マキタ HM002GZK(本体のみ)
マキタ A-71990 XGT5(BL4040② DC40RB①)
マキタ A-72039 XGT6(BL4050F② DC40RB①)
マキタHM002Gと他社(HiKOKI・ヒルティ)の比較
10kg級の充電式ハンマという土俵で見ると、実は正面から比較できる他社機がありません。HiKOKI・ヒルティのコードレスハンマはいずれも5〜6kg級だからです。あえて近いクラスを並べます。
| 項目 | マキタ HM002GZK | HiKOKI H3641DA | ヒルティ TE 500-22 |
|---|---|---|---|
| 電源 | 40Vmax×2(80Vmax) | マルチボルト36V | 21.6V |
| クラス | ◎ 10kg級 | △ 5kg級 | △ 6kg級 |
| 打撃エネルギー | ◎ 20.9J | △ 10J | △ 8.1J |
| 打撃数 | 950〜1,900min⁻¹ | 1,500〜2,880min⁻¹ | 3,300min⁻¹ |
| 質量 | 12.1kg | ◎ 6.1kg | ◎ 6kg(電池別) |
| コードレス | ◎ | ◎ | ◎ |
| 総評 | 10kg級コードレスは実質唯一 | 軽ハツリの主力 | 軽量・低振動重視 |
ポイントは、HiKOKI H3641DAもヒルティTE 500-22も、マキタでいえばHM001G(5kg級)の対抗機種だということです。10kg級のハツリ力をコードレスで求めるなら、比較対象はもはや他社ではなくAC機になります。逆に軽いハツリ主体なら、6kg級の他社機のほうが取り回しで確実に上です。
マキタHM002Gの口コミ・評判
「AC機と遜色ないどころか、食い込みは上。コードがないので狭い場所での取り回しが段違い」——打撃力への不満はほとんど見られません。
解体・40代(評判の傾向)
「バッテリの持ちが正直つらい。連続で斫るなら4本以上は要る」——1充電約15分という仕様への指摘は多く見られます。
土木・30代(評判の傾向)
「無負荷のときに静かで振動が出ないのが想像以上に楽。当てるまでの空打ちがないだけで疲れ方が違う」——ソフトノーロードを評価する声。
設備工事・50代(評判の傾向)
「本体12万円台+バッテリ4本で予算がかさむ。AC機がある現場では出番が限られる」——コストを挙げる声も一定数あります。
内装・40代(評判の傾向)
よくある質問(FAQ)
HM002Gはハンマドリルとしても使えますか?
使えません。HM002Gは打撃のみの「ハンマ」で、回転機構を持たないハツリ専用機です。穴あけも行いたい場合は、同じ80Vmaxのハンマドリル HR006G を選んでください。
バッテリは1本でも動きますか?
動きません。40Vmaxバッテリ2本を装着して80Vmax仕様で駆動する設計です。BL4040×2本などを同容量・同状態で組み合わせて使います。
AC機HM1213Cから買い替える価値はありますか?
電源確保に手間がかかる現場が多いなら価値があります。打撃エネルギーは20.9J対18.6JでHM002Gが上、打撃数は同一です。ただし1充電約15分のため、AC機の完全代替にはバッテリ本数の確保が前提になります。
まとめ|マキタHM002Gは10kg級ハツリをコードレス化する一台
マキタHM002Gは、40Vmaxバッテリ2本で80Vmax駆動する10kgクラスの充電式ハンマです。
打撃エネルギー20.9JはAC機HM1213C(18.6J)を上回り、打撃数は同一。HiKOKI・ヒルティのコードレスハンマが5〜6kg級である以上、このクラスのコードレス機はHM002Gが実質的に唯一の選択肢です。
課題は1充電あたり約15分という稼働時間とバッテリ複数本という初期投資。この2点をクリアできる現場なら、仮設電源そのものを不要にできる強力な武器になります。
- ✅ 打撃エネルギー20.9JでAC機HM1213C(18.6J)超え
- ✅ 10kg級の充電式ハンマは事実上HM002Gのみ
- ✅ ソフトノーロード+AVTで無負荷時の振動を抑制
- ✅ 無線連動集じんAWS対応・本体IPX6で屋外可
マキタ HM002GZK(本体のみ)
マキタ A-71990 XGT5(BL4040② DC40RB①)
マキタ A-72039 XGT6(BL4050F② DC40RB①)


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