マキタ HR400Dは、18Vバッテリを2本使って36V駆動するφ40mm対応のSDSマックス充電式ハンマドリルです。
この記事ではHR400Dのスペックと使いどころを整理し、40VmaxのHR005G・HR006G、そしてHiKOKI DH3640DA、ヒルティ TE 60-22との違いを比較表付きで解説します。
結論:マキタHR400Dはこんな人におすすめ
先に結論です。HR400Dの価値は「18Vバッテリのまま大口径へ行ける」という一点に集約されます。
- ✅ マキタ18Vバッテリを既に4本以上持っている設備・電気工事業者
- ✅ 40Vmax(XGT)への移行コストをかけずに大口径穿孔をしたい人
- ✅ φ40mmまでのアンカー穴あけ・貫通穴が主体の現場
- ✅ 無線連動集じん(AWS)で粉じん対策を行いたい人
- ✅ 電源のない改修現場・高所での穿孔が多い人
- ✅ AC機並みの穴あけ・ハツリ性能をコードレスで求める人
一方、次のようなケースではHR400Dを選ぶ理由が薄くなります。
HR400DPG2N(フルセット)
HR400DZKN(本体のみ)
マキタHR400Dの主要スペック一覧
| 型式 | HR400DPG2N(フルセット) HR400DZKN(本体のみ) |
|---|---|
| 電源 | 直流36V(18Vバッテリ×2本) |
| シャンク | SDSマックス(SDS-max) |
| 回転数 | 250〜500min⁻¹ |
| 打撃数 | 1,450〜2,900min⁻¹ |
| 穴あけ能力 | 超硬ドリル φ40mm |
| 1充電あたりの作業量 | φ18×深さ140mm 約30本 φ25×深さ140mm 約20本 |
| 本機寸法 | 473×120×285mm |
| 質量 | 7.5kg(バッテリ装着時) |
| 振動3軸合成値 | 5.0m/s²(ハンマドリル) 4.5m/s²(ハンマ) |
| 主な機能 | AFT振り回され低減 無線連動AWS対応・LEDライト |
| 標準付属品 | ストップポール・サイドグリップ ビット用グリス |
マキタHR400Dの主な特徴5つ
特徴① 18Vバッテリ2本でφ40mmの大口径穿孔

HR400D最大の価値は、手持ちの18Vバッテリをそのまま使ってφ40mmクラスの穿孔ができることです。
40Vmax(XGT)を新規導入すると、バッテリ・充電器・工具のすべてを揃え直す必要がありますが、HR400Dなら本体1台の投資で済みます。
特徴② AC機並みの穴あけ・ハツリ性能
回転数250〜500min⁻¹、打撃数1,450〜2,900min⁻¹という数値は、40VmaxのHR005Gと同一です。
つまり穿孔スピードの面では40Vmax機と遜色ありません。マキタも「穴あけ、ハツリ作業もAC機並みの性能」と説明しています。
特徴③ AFTでビットロック時の振り回されを低減

φ40mmのビットが鉄筋に当たって拘束されると、本体が急激に回転して作業者を振り回します。
HR400DはAFT(振り回され低減機能)を搭載し、この動きを検知してモーターを停止します。
特徴④ 無線連動集じんAWSに対応

別売のワイヤレスユニットを装着すれば、対応する集じん機とBluetoothで連動します。トリガを引くと集じん機が自動起動し、離すと数秒後に停止します。
特徴⑤ 473mmのコンパクトボディと5.0m/s²の低振動
本機寸法473×120×285mmは、40VmaxのHR005G(500×115×286mm)より27mm短く、φ40mmクラスでは扱いやすい部類です。天井裏やピット内など、制約のある空間でも取り回せます。
HR400DPG2N(フルセット)
HR400DZKN(本体のみ)
マキタHR400Dと他社(HiKOKI・ヒルティ)の比較
φ40mmクラスの充電式ハンマドリルを横並びにします。バッテリ規格が各社バラバラなので、実際には「自分がどのバッテリを持っているか」で選択肢が絞られます。
| 項目 | マキタ HR400D | マキタ HR005G | HiKOKI DH3640DA | ヒルティ TE 60-22 |
|---|---|---|---|---|
| 電源 | 18V×2(36V) | 40Vmax×1 | マルチボルト36V | Nuron 21.6V |
| 対応径 | ○ φ40mm | ○ φ40mm | ○ φ40mm | ○ φ40mm |
| 回転数 | 250〜500min⁻¹ | 250〜500min⁻¹ | 250〜500min⁻¹ | min⁻¹ |
| 打撃数 | 1,450〜2,900min⁻¹ | 1,450〜2,900min⁻¹ | 1,400〜2,800min⁻¹ | 3,480 min⁻¹ |
| 質量 | 7.5kg | ◎ 7.3kg | △ 7.4kg | ◎ 8.1kg |
| 振動値 | ◎ 5.0m/s² | ◎ 5.0m/s² | △ 10.3m/s² | △ 10.2m/s² |
| 集じん連動 | ◎ AWS対応 | ◎ AWS対応 | ○ 対応機あり | ○ 専用集じん |
| 総評 | 18V資産を活用 | 40Vmax派の本命 | 六角軸版DHもあり | 軽量・高価格 |
性能面で見ると、HR400DとHR005Gは回転数・打撃数・振動値がすべて同じで、実質的に「電源違いの兄弟機」です。HiKOKI DH3640DAは振動値10.3m/s²でマキタ勢の倍、ヒルティTE 60-22は本体6.3kg(電池別)と軽い代わりに238,210円と高額。結局は保有バッテリで決まる、というのが実務的な結論です。
マキタHR400Dの口コミ・評判
以下は通販サイトや職人向けSNSに見られるネット上の評判の傾向をまとめたものです。
「18Vの電池がそのまま使えるのが決め手だった。40Vmaxを一式揃える予算を考えたら即決」——バッテリ互換を挙げる声が最多です。
電気工事・40代(評判の傾向)
「AC機と穴あけスピードが変わらない。コードがない分、段取りは確実に速くなった」——性能面の評価は高めです。
設備工事・50代(評判の傾向)
「バッテリ2本を同時に消費するので、予備電池の管理が煩雑になりがち」——18V×2本挿し特有の指摘も見られます。
内装・30代(評判の傾向)
「発売から年数が経っているぶん、実勢価格がこなれてきたのがありがたい」——価格に関する声もあります。
設備工事・30代(評判の傾向)
よくある質問(FAQ)
HR400Dは18Vバッテリ1本でも動きますか?
動きません。18Vバッテリ2本を装着して36V駆動する設計のため、同容量・同状態の2本が必要です。BL1860B×2本などの組み合わせが基本になります。
HR400DとHR005Gは何が違いますか?
回転数・打撃数・振動値・穴あけ能力(φ40mm)はほぼ同一で、違いはバッテリ規格と質量(約7.5kg対約7.3kg)、寸法程度です。18V資産があるならHR400D、40Vmax(XGT)を導入済みならHR005Gという選び方になります。
コア抜きには使えますか?
HR400Dの公表値はφ40mmの超硬ドリルまでで、コアビット対応径は明示されていません。コア抜きを前提にするなら、φ105mm対応のHR005Gやφ160mm対応のHR006Gを検討してください。
まとめ|マキタHR400Dは18V資産で大口径へ行ける一台
マキタHR400Dは、18Vバッテリ2本で36V駆動するφ40mm対応のSDSマックス充電式ハンマドリルです。回転数250〜500min⁻¹、打撃数1,450〜2,900min⁻¹、振動値5.0m/s²は40VmaxのHR005Gと同一で、性能面で40Vmax機に見劣りしません。
18Vバッテリを既に運用している現場なら、本体1台の投資でφ40mmの穿孔をコードレス化できます。逆に40Vmaxを新規導入する予定があるなら、HR005Gのほうが将来の拡張性で有利です。
- ✅ 18Vバッテリ2本でφ40mmの大口径穿孔に対応
- ✅ 回転数・打撃数・振動値は40VmaxのHR005Gと同等
- ✅ AFT搭載でビットロック時の振り回されを低減
- ✅ 無線連動集じんAWS対応で粉じん対策も可能
- ✅ 寸法473×120×285mm・質量約7.5kgと取り回し良好
HR400DPG2N(フルセット)
HR400DZKN(本体のみ)


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