HiKOKI(ハイコーキ)CL12DAは、10.8Vリチウムイオン電池で動くコードレス全ねじカッタです。
結論から言えば、業界最軽量2.7kg・業界最短の最小切断長さ17mmという2つの「業界一」を持つ、天井作業の負担を根本から変える一台です。
本記事ではCL12DAのスペック・特徴・口コミに加え、18V機CL18DSL・CL18DAとの違い、マキタ SC103Dとの比較まで詳しく解説します。
結論:HiKOKI CL12DAはこんな方におすすめ
- ✅ 天井の吊りボルト(W3/8)切断で腕への負担を減らしたい設備・電気工事の方
- ✅ 脚立上や高所作業車での切断が一日中続く方
- ✅ 施工済みの吊りボルトを根元近くで切りたい方(最小切断長さ17mm)
- ✅ 狭い天井裏や設備ピットで取り回しを重視する方
- ✅ すでにHiKOKIの10.8V電池(BSL12xx)を持っている方
- ✅ 切り落とした端材を散らかしたくない方(コレクトボックス付)
- ❌ W1/2(M12)の全ねじを切る必要がある方(→CL18DAが必要)
- ❌ 1充電あたりの本数を最優先する方(W3/8軟鋼 約800本)
HiKOKI CL12DA コードレス全ねじカッタをチェックする
HiKOKI CL12DAとは?業界最軽量2.7kgの全ねじカッタ
CL12DAは、天井の吊りボルトなどに使われる全ねじ(寸切ボルト)を切断する10.8Vのコードレス工具です。
切断能力は軟鋼でW5/16、W3/8、M6、M8、M10、ステンレスでW3/8。ブラシレスモーターを搭載し、質量は蓄電池装着時で2.7kgと、HiKOKIが「業界最軽量」とうたう水準に収まっています。
もう一つの「業界一」が最小切断長さ17mmです。すでに施工されている吊りボルトを根元近くで切りたい場面で、切り残しをどこまで詰められるかは実務的に大きな差になります。
ストローク数は32min⁻¹で、これは18V機のCL18DSL(30min⁻¹)やCL18DA(28min⁻¹)よりも速い数値です。
HiKOKI CL12DA のスペック・仕様

| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 型番 | CL12DA |
| 切断能力(軟鋼全ねじ) | W5/16、W3/8、M6、M8、M10 |
| 切断能力(ステンレス全ねじ) | W3/8 |
| ストローク数 | 32min⁻¹(気温20℃満充電時) |
| 最小切断長さ | 17mm(業界最短) |
| 1充電あたりの作業量 | W3/8軟鋼 約800本/W3/8ステンレス 約350本 |
| 蓄電池 | BSL1250MT(10.8V-5.0Ah・残量表示付) |
| 充電時間 | 約30分 |
| 機体寸法 | 282×200×113mm(BSL1250MT装着時) |
| 質量 | 2.7kg(BSL1250MT装着時・業界最軽量) |
| モーター | ブラシレスモーター |
| 標準付属品 | W3/8カッタ、W3/8トリマ、六角棒スパナ スケール、コレクトボックス |
| 希望小売価格 | 80,000円(JS・蓄電池/充電器付) 60,000円(NN・ケースのみ) ※いずれも税別 |
HiKOKI CL12DAの主な特徴・機能
① 業界最軽量2.7kg。上向き作業の負担を大きく削減

CL12DA最大の武器が2.7kgという軽さです。同じHiKOKIのCL18DSL(3.1kg)より400g、CL18DSAL(4.2kg)より1.5kgも軽く、天井を見上げて腕を伸ばす姿勢での差は数字以上に大きくなります。
全ねじカッタは一日に何百本と繰り返す工具だけに、機体重量は作業できる本数そのものを左右します。
機体寸法も282×200×113mmとコンパクトで、配管やダクトが入り組んだ天井裏、狭い設備ピットでも刃を差し込みやすい形状です。
② 業界最短の最小切断長さ17mm

施工済みの吊りボルトを切る際、機体が干渉して根元まで刃が届かず切り残しが出ることがあります。
CL12DAは最小切断長さ17mmを実現しており、天井面に近い位置まで詰めて切れます。飛び出した余長が短くなるぶん見た目が整い、後工程での引っ掛かりや接触のリスクも減らせます。
③ ストローク数32min⁻¹。18V機より速い
ストローク数は32min⁻¹で、18VのCL18DSL(30min⁻¹)やCL18DA(28min⁻¹)を上回ります。10.8Vだから遅い、という先入観は当てはまりません。
ブラシレスモーターの効率的な出力制御により、軽量ボディのまま切断テンポの速さを両立しています。
④ コレクトボックスとスケールを標準装備

切り落とした端材を受け止めるコレクトボックスが標準付属します。天井裏で作業していると端材の回収に時間を取られ、落下による事故リスクもありますが、これを本体側で解決できます。
加えて長さを合わせるスケールも付属し、定寸切断の段取りが速くなります。
⑤ 定置切断・仮置きフック・LEDライトも装備

本体を置いた状態での定置切断に対応し、同じ長さの全ねじを効率よく量産できます。脚立や配管に掛けられる仮置きフックを備えるため両手を空けることもでき、刃先を照らすLEDライトで暗い天井裏でも位置を確認できます。
W3/8トリマも標準付属し、切断後のねじ山を整えてナットを通しやすくできます。
HiKOKI CL12DA の価格をチェックする
HiKOKI CL12DA vs マキタ SC103D 徹底比較
| 項目 | HiKOKI CL12DA | マキタ SC103D |
|---|---|---|
| 電圧 | 10.8V | 10.8V CXT(スライド式) |
| 質量 | ◎ 2.7kg | ○ 2.8kg |
| 切断能力(軟鋼) | ◎ W5/16、W3/8、M6、M8、M10 | ○ W3/8、M10 |
| 切断能力(ステンレス) | ○ W3/8 | ○ W3/8(最大) |
| 最小切断長さ | ◎ 17mm | ○ 20mm |
| 1充電あたりの作業量 | ◎ W3/8軟鋼 約800本 | ○ W3/8軟鋼 約700本 |
| 機体寸法 | 282×200×113mm | 180×107×289mm |
| 端材の回収 | ◎ コレクトボックス標準付属 | △ 標準では非搭載 |
| 本体価格(税別) | 60,000円 | 69,300円(SC103DZK) |
質量・最小切断長さ・作業量・軟鋼の対応径と、数値ではCL12DAが軒並み上回ります。一方SC103Dは、可動刃が全開位置で止まる機構や折りたたみ式フック、システムケース付属など使い勝手の作り込みが光ります。
実売価格ではSC103Dが安く出回ることも多く、最終的にはマキタとHiKOKIどちらの10.8V電池を持っているかが決め手になります。
HiKOKI CL12DAの口コミ・評判
「2.7kgは本当に軽い。天井を見上げて構える時間が長い仕事なので、1日の終わりの疲れ方がまるで違います。」
ネット上の評価傾向より
「17mmまで詰めて切れるので、切り残しが目立たない。施工済みのボルトを直すときに重宝しています。」
ネット上の評価傾向より
「10.8Vなのに18V機より切るテンポが速いのは意外でした。W3/8しか切らない現場ならこれで十分です。」
ネット上の評価傾向より
「1充電で約800本なので、本数が多い日は電池を2〜3本回します。軽さと引き換えという理解が必要だと思います。」
ネット上の評価傾向より
よくある質問(FAQ)
Q. 10.8Vで全ねじがきちんと切れますか?
A. 切れます。軟鋼でW5/16、W3/8、M6、M8、M10、ステンレスでW3/8まで対応し、ストローク数32min⁻¹は18V機のCL18DSL(30min⁻¹)やCL18DA(28min⁻¹)よりも速い数値です。ただし1充電あたりの作業量は約800本と、18V機の約1,300〜1,540本より少なくなります。
Q. 最小切断長さ17mmはどんなときに効きますか?
A. すでに天井に施工された吊りボルトを短く切り直すときに効きます。機体が天井面と干渉して根元まで刃が届かないと切り残しが出ますが、17mmまで詰められるため余長を短くまとめられます。仕上げの見た目や、後工程での接触リスク低減につながります。
Q. W1/2(M12)の全ねじは切れますか?
A. 切れません。CL12DAの切断能力は軟鋼でW3/8までです。W1/2やM12を切る必要がある場合は、同じHiKOKIのCL18DA(3.2kg・本体63,000円税別)またはCL18DSAL(4.2kg)を選んでください。
まとめ|HiKOKI CL12DAは天井作業の負担を変える最軽量機
HiKOKI CL12DAは、業界最軽量2.7kgと業界最短の最小切断長さ17mmという2つの強みを持つ10.8Vコードレス全ねじカッタです。ストローク数32min⁻¹は18V機を上回り、コレクトボックス・スケール・W3/8トリマ・LEDライト・仮置きフックと現場装備も充実。1充電あたり約800本という作業量は18V機に譲りますが、天井を見上げて一日中構える職種にとって、軽さがもたらす価値はその差を十分に埋めます。
- ✅ 業界最軽量2.7kgで上向き作業の負担を大幅に軽減
- ✅ 業界最短の最小切断長さ17mmで切り残しが少ない
- ✅ ストローク数32min⁻¹は18V機より速い
- ✅ コレクトボックス・スケール・トリマが標準付属
- ✅ W1/2が必要ならCL18DA、本数重視ならCL18DSL


コメント