結論から言うと、HiKOKI(ハイコーキ)のG3610DC/G3610DDは「AC100Vのグラインダを完全に置き換えられる100mmコードレス機」です。
最大出力1,500Wクラスのブラシレスモーターに、3,200〜10,000min⁻¹の無段変速とオートモードを組み合わせ、切断も研削も1台でこなします。
この記事では両機のスペックと特徴、スライドスイッチのDCとパドルスイッチのDDの選び分け、マキタ40Vmax機との比較、ネット上の評判までを整理します。
100mmクラスのコードレスグラインダ選びで迷っている方は、ここを読めば方向性が決まります。
結論:G3610DC/G3610DDはこんな方におすすめ
まず結論として、G3610DC/G3610DDは次のような方におすすめできます。
- AC100Vのディスクグラインダをコードレス化したい方
- 鉄骨・鉄筋の切断や溶接ビードの研削を日常的に行う方
- 電源が取れない現場や高所での作業が多い方
- 材質に合わせて回転数を細かく変えたい方(無段変速+オート)
- HiKOKIマルチボルト(36V)のバッテリを既に持っている方
- キックバック対策やブレーキなど安全装備を重視する方
逆に、次のような方には向きません。
- 125mm以上のディスクを使いたい方(G3613DC/DDが適します)
- 軽さ最優先で、2kg台前半の18V機で足りる方
- 年に数回しか使わないDIY用途の方(価格が見合いにくい)
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G3610DC・G3610DDとはどんなグラインダか
G3610DC/G3610DDは、マルチボルト蓄電池(36V)を電源とする100mm(4インチ)のコードレスディスクグラインダです。
2022年11月に発売された世代で、いずれもブレーキ機能付き。両機の違いはスイッチ形式のみで、G3610DCがスライドスイッチ、G3610DDが握っている間だけ通電するパドルスイッチです。
モーターは直流ブラシレスで最大出力は1,500Wクラス。回転数は3,200〜10,000min⁻¹の無段変速に加え、オートモードでは無負荷時に5,500min⁻¹まで回転を落とし、負荷を検知すると10,000min⁻¹へ自動で引き上げます。
無駄な高回転を避けられるため、バッテリの持ちと静粛性の両面で有利です。
G3610DC/G3610DDの主なスペック

| 項目 | G3610DC/G3610DD の仕様 |
|---|---|
| 電源 | マルチボルト蓄電池(36V・残量表示付) |
| といし寸法 | 100×6×15mm(外径×厚さ×内径) |
| 無負荷回転数 | 3,200〜10,000min⁻¹(無段変速) オート時5,500min⁻¹ |
| 最大出力 | 1,500Wクラス |
| モーター | 直流ブラシレスモーター |
| 機体寸法 | 363×60mm(といし除く全長×ガード高さ) |
| 質量 | 2.5kg(BSL36A18X装着時) |
| スイッチ形式 | G3610DC=スライド/G3610DD=パドル |
| 使用蓄電池 | BSL36A18X(36V-2.5Ah/18V-5.0Ah) |
| 充電時間 | 約19分(実用)/約25分(フル)※UC18YDL2 |
| 希望小売価格 | 92,300円(G3610DD セット品・税別) |
G3610DC/G3610DDの主な特徴
① 最大1,500Wクラスの出力でAC機を置き換える

従来の18V機では力不足を感じた鉄骨の切断や厚板の研削でも、1,500Wクラスの出力なら押し切れます。
AC100Vのグラインダから乗り換えても作業スピードが落ちにくく、「コードレスだから妥協」という前提が不要になりました。
② 無段変速+オートモードで材質に合わせられる

3,200〜10,000min⁻¹の無段変速ダイヤルにより、ステンレスの焼け防止には低速、鉄の切断には高速と、材質と作業に応じて最適な回転数を選べます。
オートモードにすれば負荷に応じた自動制御に任せられます。
③ キックバック軽減とブレーキで安全性を確保
モーターの回転挙動を監視し、ディスクの拘束による急激な反力を検知するとモーターを止めるキックバック軽減機能を搭載。さらにスイッチを切るとブレーキが働き、といしが素早く停止します。
④ 防じん性を高めた構造と両側LEDライト

メッシュフィルタとボールベアリングの採用により、従来機比で防じん性が向上。金属粉の舞う現場でも内部への侵入を抑え、メンテナンス性を高めています。
両側に配置した高輝度LEDライトは、切断線を影で隠さないための工夫です。
⑤ スライドとパドル、スイッチの選び分け
G3610DC(スライド)はスイッチを入れたまま保持できるため、連続研削や長時間の作業に向きます。
G3610DD(パドル)は手を離すと即座に止まるので、落下や不意の暴走リスクを抑えたい現場に向きます。
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G3610DC とマキタ GA017G を比較
100mmの充電式グラインダで直接の競合になるのが、マキタの40Vmax変速機GA017G(スライド)/GA019G(パドル)です。
どちらもブラシレス・変速付きで、AC機置き換えを狙う点も共通しています。
| 比較項目 | HiKOKI G3610DC | マキタ GA017G |
|---|---|---|
| 電圧 | 36V(マルチボルト) | 36V(40Vmax) |
| といし径 | 100mm | 100mm |
| 回転数 | ◎ 3,200〜10,000min⁻¹ | ○ 3,000〜8,500min⁻¹ |
| オートモード | ◎ 無負荷5,500→負荷時10,000 | ○ 変速ダイヤル |
| 質量 | ◎ 2.5kg | △ 3.0kg |
| スイッチ | スライド(DD=パドル) | スライド(GA019G=パドル) |
| バッテリ流用 | ◎ 18V機と共用可 | △ 40Vmax専用 |
| ブレーキ | ◎ あり | ◎ あり |
最高回転数と質量ではG3610DCが優位、無線連動集じんなどマキタ独自機能を重視するならGA017Gという整理になります。18V機を多く持つHiKOKIユーザーであれば、電池を共用できるG3610DCが自然な選択です。
G3610DC・G3610DDとシリーズ他機種の比較
同シリーズには125mm・150mmクラスも用意されています。ディスク径で迷っている方は下表を参考にしてください。
| 型式 | といし径 | 回転数(変速) | 質量 |
|---|---|---|---|
| G3610DC/G3610DD | 100mm | 3,200〜10,000min⁻¹ | 2.5kg |
| G3613DC/G3613DD | 125mm | 3,200〜10,000min⁻¹ | 2.7kg |
| G3615DC | 150mm | 3,200〜8,000min⁻¹ | 3.0kg |
| G1810DB(18V) | 100mm | 3,200〜8,000min⁻¹ | 2.5kg |
G3610DC/G3610DDの口コミ・評判
ここではネット上のレビューやSNSで見られる評判の傾向を、代表的な声としてまとめます。
18V機から乗り換えました。切断時に回転が落ちないのが一番の違いです。鉄骨の現場でAC機を出さなくなりました。
ネット上の評価傾向より(G3610DC)
オートモードが賢い。無負荷では静かに回っていて、当てた瞬間に一気に立ち上がります。電池の持ちも体感で良くなりました。
ネット上の評価傾向より(G3610DC)
パドルスイッチのDDを使っています。手を離せば止まるので、脚立の上でも安心感があります。ブレーキの効きも良好です。
ネット上の評価傾向より(G3610DC)
G3610DC/G3610DDに関するよくある質問
Q. G3610DCとG3610DDはどちらを選ぶべきですか?
A. 連続研削が多く、スイッチを入れたまま保持したいならスライドスイッチのG3610DC。手を離せば即停止する安全性を重視するならパドルスイッチのG3610DDです。性能面の差はないので、作業スタイルと現場の安全ルールで決めて構いません。
Q. 切断砥石はどのサイズが使えますか?
A. 外径100mm・内径15mm・厚さ6mmまでのといしに対応します。切断砥石は薄刃の1mm前後が一般的で、いずれもホイルガードを装着した状態で使用してください。ホイルガードはレバー操作で角度を変えられるツールレス式です。
まとめ:G3610DC/G3610DDはAC機を置き換える100mmコードレス機
最後に、G3610DC/G3610DDの要点を整理します。
- 最大1,500Wクラスの出力で、AC100V機の置き換えが現実的
- 3,200〜10,000min⁻¹の無段変速とオートモードを両立
- キックバック軽減+ブレーキで切断時の安全性を確保
- DC=スライド、DD=パドルでスイッチのみが違う
- 質量2.5kgは18V機よりやや重く、上向き作業では負担になる
100mmクラスでAC機を置き換えたいなら、G3610DC/G3610DDは最有力候補です。作業スタイルに合わせてスイッチ形式を選んでください。


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