マキタの125mm充電式マルノコで、18Vの定番がHS474D、40Vmaxの定番がHS005Gです。どちらも際切りに対応する125mm機で、最大切込みも同じ47mmです。
では、電圧の違いは現場でどこに表れるのでしょうか。本記事では公式スペックで2機種を比べ、速さ・作業量・重さ・価格の違いと、HiKOKIの18V/36V機との比較まで解説します。
結論:HS474DとHS005Gはこう選ぶ
✅ 18Vバッテリを多く持っていて、1充電の本数を重視する方(→HS474D)
✅ 100gでも軽く、コンパクトなほうが良い方(→HS474D)
✅ 切断スピードと仕上げの切り替えを重視する方(→HS005G)
✅ 雨や粉じんの多い現場で使う方(→IP56のHS005G)
✅ 集じん機と無線連動したい方(→HS475D/HS006G)
❌ 45°で厚さ30mmを超える材料を切りたい方(→165mmマルノコ)
マキタ HS474D(18V・125mm)
マキタ HS005G(40Vmax・125mm)
HS474DとHS005Gのスペック比較表
公式サイトの主要機能と標準小売価格(税別)です。
| 項目 | HS474D | HS005G |
| 電源 | 18V | 40Vmax |
| 刃物径 | 125mm | 125mm |
| 切込み(90°/45°) | 47/30mm | 47/30mm |
| 回転数(min⁻¹) | 5,400(自動切換え) | 6,000(スピード) 4,500(仕上げ) |
| 1充電 2×10材 | 約390本(6.0Ah) | 約260本 |
| 寸法(長さ×幅×高さ) | 256×183×246mm | 263×185×246mm |
| 質量 | 2.7kg | 2.8kg |
| 防じん・防水 | ― | IP56 |
| カラー | 青・黒 | 青・黒 |
| 本体のみ | 48,200円 | 46,700円 |
| セット(電池2本) | 110,600円(BL1860B) | 112,200円(BL4025) |
切込み・寸法・重さはほぼ同じで、違いが大きいのは回転数、1充電の作業量、防水性能です。本体価格は40VmaxのHS005Gのほうが1,500円安い設定です。
HS474DとHS005Gの違い|5つのポイント
① 切断スピード:最高6,000min⁻¹のHS005G

HS005Gはスピードモードで最高6,000min⁻¹。公式は125mmマルノコで「クラス最速」(2020年7月時点)とし、当社125mmAC機比で切断スピード約2倍をうたいます。
HS474Dは5,400min⁻¹で、モータサイズとコイル数を増やして当社従来機比で作業能率約30%アップを果たしています。
② 仕上げの選択肢:HS005Gは2つの駆動モード

HS005Gは、負荷に応じて自動変速する「スピードモード」と、4,500min⁻¹の定回転制御でキレイな切断面を狙う「仕上げモード」を切り替えられます。
HS474Dは押し付ける力を検知して最適に切断する自動切換えで、モード操作なしに使える手軽さが持ち味です。
③ 1充電の作業量:大容量の6.0Ahが使えるHS474D
2×10材の1充電作業量は、HS474Dが6.0Ahバッテリで約390本、HS005Gが約260本です。
バッテリ容量の条件が異なるので単純比較はできませんが、18Vは6.0Ahの大容量バッテリを使えるぶん、1本あたりの本数を稼ぎやすいと言えます。
④ 防水と際切り

HS005Gは本体・バッテリともIP56を取得しており、雨や粉じんの影響を受けにくい設計です。際切りはどちらも対応し、HS474Dはアルミサブベースを外すと傾斜15°で20mmまで切れます。
HS005Gは際切りベース仕様のモデルで、同じ125mmでも一般ベースのHS007Gより100g重い2.8kgです。
⑤ 価格:本体もセットもほぼ同額
本体のみはHS474Dが48,200円、HS005Gが46,700円。電池2本と充電器が付くセットは、HS474D(BL1860B×2)が110,600円、HS005G(BL4025×2)が112,200円です。価格差はほとんどないので、手持ちのバッテリと求める性能で決めるのが合理的です。
▶ 各機種の詳しい解説:HS474D・HS475D/HS005G・HS006G
マキタ HS474D(18V・125mm)
マキタ HS005G(40Vmax・125mm)
セットのバッテリと充電時間で比べる
セットに付くバッテリと充電器の違いも、毎日の使い勝手に影響します。公式サイトの価格表をもとに整理しました。
| 項目 | HS474D(RGX) | HS005G(RDX) |
| 付属バッテリ | BL1860B(6.0Ah)×2本 | BL4025(2.5Ah)×2本 |
| 付属充電器 | DC18RF | DC40RA |
| 充電時間(実用/フル) | 約27分/約40分 | 約19分/約28分 |
| バッテリ単品(税別) | 25,700円 | 25,700円 |
18VのBL1860Bは容量が大きいぶん1本で長く使え、40VmaxのBL4025は充電が早いのが特徴です。バッテリ単品の標準小売価格はどちらも25,700円(税別)なので、予備を買い足すコストは変わりません。
休憩のたびに充電を回すなら40Vmax、朝に満充電して1日使い切りたいなら18Vの大容量バッテリ、という考え方で選ぶと失敗がありません。
用途別おすすめ早見表
| こんな方・作業 | おすすめ | 理由 |
| 18Vの電池資産を活かしたい | HS474D | 6.0Ahで2×10材約390本 |
| 合板・床材をとにかく速く切る | HS005G | 最高6,000min⁻¹ |
| 化粧材をきれいに切りたい | HS005G | 定回転の仕上げモード |
| 雨の外部作業が多い | HS005G | 本体IP56 |
| 集じん機と連動させたい | HS475D/HS006G | 各機種の無線連動版 |
HiKOKIの18V・36Vリフォーム用丸のことの比較
HiKOKIにも、同じように18Vと36Vで選べる125mmのリフォーム用丸のこがあります。数値は各社の公表値です。
| 項目 | マキタ HS474D | HiKOKI C1805DB | マキタ HS005G | HiKOKI C3605DB |
| 電源 | 18V | 18V | 40Vmax | 36V |
| 切込み(90°/45°) | 47/30mm | 47/30mm | 47/30mm | 47/30mm |
| 際切り | 左15°で20mm | 逆15°で20mm | 際切りベース | 逆15°で20mm |
| 回転数(min⁻¹) | 5,400 | 6,000/3,000 | 6,000/4,500 | 7,000/3,500 |
| 質量 | 2.7kg | 2.8kg | 2.8kg | 2.8kg |
回転数はHiKOKIの36V機C3605DBが最高7,000min⁻¹で頭ひとつ抜けています。一方、マキタは18VのHS474Dが2.7kgとわずかに軽く、40VmaxのHS005GはIP56の防水性能を備える点が強みです。
両社とも「18Vはバッテリ資産を活かす選択、高電圧機は速さを取る選択」という位置づけは共通しています。
よくある質問(FAQ)
Q. 18Vから40Vmaxに乗り換える価値はありますか?
A. 125mmマルノコだけを理由に乗り換える必要は薄いと考えます。切込みや重さは同じで、差は主に回転数と防水性能です。ほかにも40Vmax機を増やす予定があるなら、HS005Gを入り口にするのは良い選択です。
Q. 無線連動が必要な場合はどれを選びますか?
A. 18VならHS475D、40VmaxならHS006Gが、それぞれHS474D・HS005Gの無線連動対応版です。ほかの性能は同じで、本体価格はどちらも元のモデルより1,600〜1,700円高くなります。
まとめ
✅ 切込み47mm・重さ2.7〜2.8kgは両機種ほぼ同じ
✅ 1充電の本数と電池資産ならHS474D
✅ 速さ・仕上げモード・IP56ならHS005G
✅ 本体価格の差は1,500円、セット価格の差は1,600円
HS474DとHS005Gは、性能の差より「どちらのバッテリを持っているか」で選ぶべき2台です。これから揃える方は、今後増やしたい工具の電圧で決めると後悔しません。
マキタ HS474D(18V・125mm)
マキタ HS005G(40Vmax・125mm)


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