マキタの40Vmax充電式防じんマルノコは、KS001G・KS002G・KS003G・KS004Gの4機種です。いずれも125mmで、サイディングや石こうボードの切断に使う内外装向けのマルノコです。
4機種は「通常仕様か、刃を作業者側に配置した逆勝手仕様か」と「集じん機につなぐか、ダストボックスで自己集じんするか」の組み合わせで分かれます。本記事では公式スペックで違いを整理し、HiKOKIの集じん丸のことも比較します。
結論:40Vmax防じんマルノコはこう選ぶ
✅ 集じん機と無線連動させて、深く切りたい方(→KS001G)
✅ 集じん機を持ち歩かずに自己集じんしたい方(→KS002G)
✅ 刃先を見ながら墨線どおりに切りたい方(→逆勝手のKS003G)
✅ 逆勝手で、集じん機なしでも作業したい方(→KS004G)
✅ 4機種とも静音エコモード・AFT・IP56・無線連動に対応
❌ 18Vバッテリを多く持っている方(→18V防じんマルノコ)
KS001G ダストカバー仕様
KS002G ダストボックス仕様
KS003G ダストカバー仕様
KS004G ダストボックス仕様
KS001G・KS002G・KS003G・KS004Gのスペック比較表
公式サイトの主要機能と標準小売価格(税別)です。1充電作業量はスピードモードでの目安です。
| 項目 | KS001G | KS002G | KS003G | KS004G |
| 刃の向き | 通常 | 通常 | 逆勝手 | 逆勝手 |
| 集じん方式 | 集じん機接続 | ダストボックス | 集じん機接続 | ダストボックス |
| 切込み(90°/45°) | 47/30mm | 47/30mm | 40.5/27mm | 40.5/27mm |
| 回転数(min⁻¹) | 7,500/5,000 | 7,500/5,000 | 7,500/5,000 | 7,500/5,000 |
| サイディング14mm | 約270枚 | 約270枚 | 約270枚 | 約270枚 |
| 石こうボード12.5mm | 約410枚 | 約410枚 | 約410枚 | 約410枚 |
| 質量 | 2.8kg | 2.9kg | 2.8kg | 2.9kg |
| 本体のみ | 61,200円 | 63,600円 | 61,200円 | 63,600円 |
回転数と1充電作業量は4機種共通です。価格は集じん方式で決まり、ダストボックス仕様(KS002G・KS004G)が2,400円高い設定です。チップソーは全機種別売なので、切る材料に合わせて用意します。
4機種の違い|選び方の5つのポイント
① 刃の向き:逆勝手は刃先が見やすい

KS003G・KS004Gは、刃物部分を作業者側に配置した「逆勝手仕様」です。切断中に刃先が見やすく、墨線に沿って切りやすいのが利点。バッテリとハンドルを刃に近づけたセンターバランス設計で、重心の良さも公式が強調するポイントです。
② 切込み深さ:通常仕様は47mm、逆勝手は40.5mm

通常仕様のKS001G・KS002Gは90°で47mm、逆勝手のKS003G・KS004Gは40.5mmです。逆勝手でも厚さ40mmの木材を一発で切断できるので、サイディングや石こうボードの切断では不足はありません。厚物の木材まで切る機会があるなら通常仕様が安心です。
③ 集じん方式:集じん機接続かダストボックスか
KS001G・KS003Gは集じん機につないで使うタイプで、無線連動なら工具のスイッチに合わせて集じん機も動きます。KS002G・KS004Gはダストボックスで自己集じんでき、KS004Gの自己集じん率は約91%(石こうボード切断時)です。ダストボックス仕様もキャップを外せば集じん機に接続できます。
④ 新二刀流:スピードモードと静音エコモード

全機種が、最高7,500min⁻¹で自動変速する「スピードモード」と、5,000min⁻¹の定回転で切断音を抑える「静音エコモード」を切り替えられます。静音エコモードの騒音値は75dB(A)(無負荷時)で、石こうボードの1充電作業量はスピードモードの約410枚から約500枚に増えます。
⑤ AC機との比較
KS001GはAC機比で切断スピード約10%アップ、当社18V機比でサイディング約35%・石こうボード約20%アップとされています。逆勝手のKS003G・KS004GはAC機比でサイディング約40%・石こうボード約10%アップです。コードの取り回しから解放されつつ、速さはAC機以上という位置づけです。
▶ 各機種の詳しい解説:KS001G・KS002G/KS003G・KS004G
KS001G ダストカバー仕様
KS002G ダストボックス仕様
KS003G ダストカバー仕様
KS004G ダストボックス仕様
用途別おすすめ早見表
| 作業内容 | おすすめ | 理由 |
| 外壁サイディングの張り替え | KS001G | 47mm・集じん機と無線連動 |
| 集じん機を置けない現場 | KS002G | ダストボックスで自己集じん |
| 石こうボードの開口・墨線切り | KS003G | 逆勝手で刃先が見やすい |
| 内装リフォームの少量カット | KS004G | 逆勝手+自己集じん率約91% |
| 住宅地での早朝・夕方作業 | 全機種 | 静音エコモード75dB(A) |
集じん機をいつも持ち込める現場なら集じん機接続タイプ、運搬の手間を減らしたいならダストボックスタイプが向いています。刃の向きは慣れもあるので、今使っているマルノコと同じ勝手を選ぶのも一つの考え方です。
マキタ KS004G vs HiKOKI C3605DYB 徹底比較
HiKOKIのマルチボルト(36V)集じん丸のこと比べます。数値は各社の公表値で、価格は本体のみ(税別)です。
| 項目 | マキタ KS004G | HiKOKI C3605DYB | マキタ KS001G | HiKOKI C3605DYC |
| 集じん方式 | ダストボックス | ダストボックス | 集じん機接続 | 集じん機接続 |
| 切込み(90°/45°) | 40.5/27mm | 47/30mm | 47/30mm | 47/30mm |
| 回転数(min⁻¹) | 7,500/5,000 | 7,000/3,500 | 7,500/5,000 | 7,000/3,500 |
| 質量 | 2.9kg | 3.0kg | 2.8kg | 2.9kg |
| 本体価格 | 63,600円 | 53,300円 | 61,200円 | 50,700円 |
回転数はマキタが最高7,500min⁻¹と上回り、質量も100gずつ軽い設定です。HiKOKIは本体価格が10,300〜10,500円安く、C3605DYBは単体で集じん率約80%、集じん機接続時で90%以上を公表しています。
刃先の見やすさを重視するなら、逆勝手仕様のKS003G・KS004Gが有力な選択肢になります。
よくある質問(FAQ)
Q. 防じんマルノコで木材は切れますか?
A. 別売のチップソーを付ければ木材も切断できます。ただし本来はサイディングや石こうボードなど粉じんの多い建材向けの機種なので、木材中心なら40Vmaxの一般マルノコのほうが扱いやすいでしょう。
Q. 逆勝手仕様に慣れるまで時間はかかりますか?
A. 刃が作業者側にあるぶん、通常のマルノコとは見え方が変わります。刃先を直接見ながら切れるのが利点ですが、最初は見え方の違いに戸惑うこともあります。使い慣れた勝手を優先したいなら、通常仕様のKS001G・KS002Gを選びましょう。
まとめ
✅ 深く切れる通常仕様はKS001G(集じん機接続)とKS002G(ダストボックス)
✅ 刃先が見やすい逆勝手はKS003GとKS004G
✅ 自己集じん率約91%のKS004Gは集じん機なしでも使いやすい
✅ 4機種とも7,500min⁻¹・静音エコモード・AFT・IP56
40Vmax防じんマルノコは、「刃の向き」と「集じん方式」の2つを決めれば1機種に絞れます。現場に集じん機を持ち込めるかどうかから考えるのがおすすめです。
KS001G ダストカバー仕様
KS002G ダストボックス仕様
KS003G ダストカバー仕様
KS004G ダストボックス仕様


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