マキタの18V充電式チップソーカッタは、CS553DとCS551Dの2機種です。どちらも150mmのチップソーで最大切込み57.5mmを持ち、電線管やCチャン、アングルなどの金属切断に使います。
同じ150mmでも、CS553Dは回転数とダストボックス仕様、CS551Dは軽さとスリムさに特徴があります。
本記事では公式スペックで2機種を比べ、40VmaxのCS004GやHiKOKIの36V機とも比較して選び方を解説します。
結論:CS553DとCS551Dはこう選ぶ
✅ Cチャンや鋼管をパワフルに切りたい方(→CS553D)
✅ 切りくずをダストボックスで受けたい方(→CS553D)
✅ バイススタンドで材料を固定して切りたい方(→CS553D)
✅ 300g軽く、握りやすい細身の本体が良い方(→CS551D)
✅ 本体価格を少しでも抑えたい方(→CS551D)
❌ 40Vmaxのバッテリで使いたい方(→40Vmaxチップソーカッタ)
マキタ CS553D(150mm・ダストボックス仕様)
マキタ CS551D(150mm・軽量タイプ)
CS553DとCS551Dのスペック比較表
公式サイトの主要機能と標準小売価格(税別)です。1充電作業量は外径38.1×厚さ1.4mmの電線管を、6.0AhバッテリとDCホワイトメタルチップソーで切断した場合の目安です。
| 項目 | CS553D | CS551D |
| 刃物径 | 150mm | 150mm |
| 最大切込み | 57.5mm | 57.5mm |
| 回転数(min⁻¹) | 4,200 | 3,900 |
| 1充電作業量(電線管) | 約400本 | 約370本 |
| 寸法(長さ×幅×高さ) | 267×186×250mm | 332×158×231mm |
| 質量 | 3.0kg | 2.7kg |
| 特徴 | ダストボックス仕様 | 全幅158mmの軽量タイプ |
| 本体(ZS) | 49,400円 | 47,000円 |
| セット(RGXS) | 111,800円 | 109,400円 |
切込みは同じで、CS553Dは回転数と作業量、CS551Dは軽さと価格で上回ります。価格差は本体・セットとも2,400円です。どちらも「S」付きの型番にDCホワイトメタルチップソーが付属します。
CS553DとCS551Dの違い|5つのポイント
① パワー:CS553Dは4,200min⁻¹

CS553Dは回転数4,200min⁻¹で、公式はリップ溝形鋼(Cチャン)を一発で切断できる「圧倒的ハイパワー」とうたいます。
電線管の1充電作業量も約400本と、CS551D(約370本)より多くなっています。鋼材を切る量が多いならCS553Dが有利です。
② 軽さと握りやすさ:CS551Dは2.7kg・全幅158mm

CS551Dは2.7kgでCS553Dより300g軽く、全幅は158mmと細身です(当社従来の14.4V機は189mm)。
全長は332mmとCS553Dより長いものの、スリムなボディとソフトグリップで取り回しやすい「軽量タイプ」という位置づけです。
③ 表示と安全装備:CS551Dは表示が充実

CS551Dは、バッテリ残容量(赤)と自動モード切替(緑)の表示、回転前に点灯して消灯後も残る2灯のLEDライト、ソフトブレーキを備えます。
2機種とも材料や押し付ける力を検知してモータを自動変速し、防滴・防じん「アプト」に対応しています。
④ 拡張性:CS553Dはバイススタンドに対応

別売のバイススタンド(A-00550)は、CS004GとCS553Dが適用モデルです。ただし公式は、CS553Dは生産時期によってベースの形状が異なり取り付けられない場合があるとしています。購入済みの本体に付ける場合は、取扱説明書でベース形状を確認しましょう。
⑤ 注意点:金属屑の集じんに集じん機は使わない
公式サイトでは、2機種とも「金属屑の集じんに集じん機の接続を使用しないでください」と注意しています。
CS553Dはダストボックス仕様なので、切りくずはダストボックスで受けて処理します。付属のチップソーは金工用なので、ステンレスなどを切る場合は対応するチップソーを別に用意します。
▶ 各機種の詳しい解説:CS553D/CS551D/CS004G
マキタ CS553D(150mm・ダストボックス仕様)
マキタ CS551D(150mm・軽量タイプ)
用途別おすすめ早見表
よくある作業ごとに、2機種からの選び方を整理しました。
| 作業内容 | おすすめ | 理由 |
| Cチャン・鋼管の大量切断 | CS553D | 4,200min⁻¹・電線管約400本 |
| 天井付近での電線管切断 | CS551D | 2.7kg・全幅158mm |
| 材料を固定して正確に切る | CS553D | バイススタンド対応 |
| 切りくずを散らかしたくない | CS553D | ダストボックス仕様 |
| 導入コストを抑えたい | CS551D | 本体47,000円 |
2機種の差は大きくないので、1日に切る本数と、材料を持ち上げて切る場面の多さで決めるのがおすすめです。設備工事で天井配管を扱うことが多いなら、軽いCS551Dの良さが生きてきます。
40VmaxのCS004Gとも比べる
同じ150mmで、40Vmaxのチップソーカッタ(CS004G)もあります。
| 項目 | CS553D | CS551D | CS004G |
| 電源 | 18V | 18V | 40Vmax |
| 最大切込み | 57.5mm | 57.5mm | 57.5mm |
| 回転数(min⁻¹) | 4,200 | 3,900 | 4,200 |
| 質量 | 3.0kg | 2.7kg | 2.9kg |
| 防じん・防水 | APT | APT | IP56 |
| 本体価格 | 49,400円 | 47,000円 | 57,000円 |
CS004Gは当社18V従来機比で切断スピード約20%アップ(炭素鋼鋼管切断時)とされ、本体・バッテリともIP56を取得しています。18Vの電池資産があるならCS553D・CS551D、40Vmaxへ移行中ならCS004Gという選び方が自然です。
マキタ CS553D vs HiKOKI CD3605DB 徹底比較
HiKOKIのマルチボルト(36V)150mm機と比べます。数値は各社の公表値です。
| 項目 | マキタ CS553D | マキタ CS551D | HiKOKI CD3605DB |
| 電源 | 18V | 18V | 36V |
| 最大切込み | 57.5mm | 57.5mm | 57.5mm |
| 回転数(min⁻¹) | 4,200 | 3,900 | 4,200/2,600 |
| 質量 | 3.0kg | 2.7kg | 3.0kg |
切込みはすべて57.5mmで同じです。HiKOKI CD3605DBは36Vで低速のサイレントモードを備え、マキタCS553Dと同じ3.0kgです。軽さを最優先するなら、18VのCS551D(2.7kg)が最も軽い選択肢になります。
よくある質問(FAQ)
Q. 電線管の切断が中心ならどちらが良いですか?
A. 1充電の本数はCS553D(約400本)が多く、軽さはCS551D(2.7kg)が上です。天井付近など腕を上げる作業が多いならCS551D、床置きの材料を大量に切るならCS553Dが向いています。
Q. 型番の「DRG」「DZ」と「DRGXS」「DZS」は何が違いますか?
A. CS551Dの公式付属品欄では、DRGXS・DZSにDCホワイトメタルチップソー、DRG・DZに一般金工用チップソーが付属すると記載されています。付属する刃が違うので、購入時は型番の末尾まで確認しましょう。
まとめ
✅ 切込み57.5mmは2機種とも同じ
✅ パワー・作業量・ダストボックス・バイススタンドならCS553D
✅ 軽さ(2.7kg)・スリムさ・本体価格ならCS551D
✅ 価格差は本体・セットとも2,400円
CS553DとCS551Dは、性能差より使い方で選ぶ2台です。切る量が多いならCS553D、持ち上げる作業が多いならCS551Dを選べば、現場での使いやすさが変わります。
マキタ CS553D(150mm・ダストボックス仕様)
マキタ CS551D(150mm・軽量タイプ)


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