マキタの充電式せん定ハサミは、18Vバッテリー直付けのUP181D、バッテリーを腰に付けるアダプタ式のUP180D、10.8VのUP100D、18V×2の背負い式UP362Dの4機種です。
本体価格は約6万円〜19万円と幅が広く、家庭の庭木用から果樹園・ブドウ園のプロ用まで性格がまったく違います。公式スペックで4機種を比べ、京セラの充電式剪定ばさみとも比較しながら選び方を解説します。
結論:充電式せん定ハサミはこう選ぶ
✅ 手持ちの18Vバッテリーで手軽に始めたい方(→UP181D)
✅ 手に持つ重さを極限まで軽くしたい方(→UP180D:0.67kg)
✅ 10.8Vで軽量コンパクトに使いたい方(→UP100D)
✅ 果樹園・ブドウ園で1日中切り続けるプロ(→UP362D)
✅ φ30mm超の太枝まで切りたい方(→UP362D:φ33)
❌ φ33mmを超える枝を切りたい方(→18Vハンディーソー)
マキタ UP181D(18V直付け・φ30)
マキタ UP180D(18Vアダプタ式・φ30)
マキタ UP100D(10.8V・φ25)
マキタ UP362D(18V×2背負い式・φ33)
UP181D・UP180D・UP100D・UP362Dのスペック比較表

マキタ公式サイトの主要機能と標準小売価格(税別)です。
| 項目 | UP181D | UP180D | UP100D | UP362D |
| 電源 | 18V直付け | 18Vアダプタ式 | 10.8V直付け | 18V×2背負い |
| 最大切断径 | φ30mm | φ30mm | φ25mm | φ33mm |
| 開口切替 | 30/25/18/10 | 30/25/18/10 | 25/18 | 33/25 |
| 質量 | 1.1kg | 0.67kg | 0.89kg | 0.82kg |
| 全長 | 300mm | 296mm | 285mm | 305mm |
| 1充電作業量 | 約2,400〜5,400本 | 約8,000〜18,000本 | 約2,000〜2,500本 | 約84,000本 |
| 本体価格 | 59,800円 | 103,600円 | 90,600円 | 189,700円 |
質量の条件は、UP181DがBL1820B装着時、UP180Dがアダプタ・バッテリー含まず、UP100Dがバッテリー込み、UP362Dはハサミ部のみ(ハーネス部3.7kgは別)です。作業量はUP181Dが2.0Ah、UP180DとUP362Dが6.0Ah、UP100Dが2.0Ahでの目安。いちばん安いのは18V直付けのUP181Dです。
4機種の違い|選び方の5つのポイント
① バッテリーを手元に付けるか、体に付けるか

UP181DとUP100Dはバッテリーをハサミに直接装着するタイプで、コードがなく取り回しが自由です。
UP180Dは1.4mのバッテリアダプタで18Vバッテリーを腰に分離し(5.0mの別売品あり)、UP362Dはハーネスに2本のバッテリーを背負う方式。手元の軽さと引き換えにコードが付くと考えてください。
② 最大切断径はφ25〜φ33mm
UP362Dは通常モードφ25mm、太枝モードφ33mmをレバーで切り替えられ、4機種で最も太い枝に対応します。
UP181DとUP180Dはφ30mmまでで、開口角を30・25・18・10の4段階に切り替え可能。枝の太さに合わせて開きを小さくすると、1回あたりの動作が短くなり作業が速くなります。
③ 1日の作業量なら背負い式が圧倒的
UP362Dの1充電作業量は6.0Ahで約84,000本(ブドウの枝φ15mm)。UP180Dは6.0Ahで約8,000〜18,000本、UP181Dは2.0Ahで約2,400〜5,400本です。
数万本単位で切る果樹園・ブドウ園ならUP362D、家庭の庭木ならUP181Dで十分な作業量です。
④ 共通の便利機能
UP181D・UP180D・UP100Dはトリガ連動に優れ、刃を研いだ後などに使う切込み深さ調整と、トリガ長押しで刃を閉じて止める「待機モード」を備えます。
UP181DとUP180Dはモータ搭載のセンサで刃が連動する方式です。UP362Dは日本製の鍛造刃を採用。4機種とも防滴・防じん「アプト」です。
⑤ UP362Dにはハイパワーと標準トルクの2種類
背負い式には「硬い枝も力強く切断」するハイパワータイプのUP362Dと、「スピード作業に最適」な標準トルクタイプのUP361Dがあり、価格は同じです。
ハサミ部のみのUP362DZSP(151,400円)もあるので、2台目以降はハサミ部だけ買い足すこともできます。
マキタ UP181D(18V直付け・φ30)
マキタ UP180D(18Vアダプタ式・φ30)
マキタ UP100D(10.8V・φ25)
マキタ UP362D(18V×2背負い式・φ33)
用途別おすすめ早見表
| 作業内容 | おすすめ | 理由 |
| 家庭の庭木・生垣の剪定 | UP181D | 本体59,800円・18V直付け |
| 腕の疲れを最小にしたい | UP180D | 手に持つのは0.67kg |
| 軽い10.8Vで揃えたい | UP100D | 0.89kg・φ25mm |
| ブドウ園・果樹園の冬季剪定 | UP362D | 1充電約84,000本 |
| 硬い枝をスピーディに | UP362D/UP361D | ハイパワーと標準トルク |
| 棚仕立ての梨の剪定 | UP180D | 5.0mアダプタ(別売)で四方に届く |
マキタも、5.0mアダプタは「梨などの幹を中心とした四方のせん定」に最適としています。
マキタ vs 京セラ 充電式せん定ハサミ比較
HiKOKIの国内公式サイトの園芸カテゴリには充電式せん定ハサミが見当たらないため、京セラの10.8V機と比べます。数値は各社の公表値(税別)です。
| 項目 | マキタ UP100D | マキタ UP181D | 京セラ DSH1120L2 |
| 電源 | 10.8V | 18V | 10.8V |
| 最大切断径 | φ25mm | φ30mm | φ25mm |
| 質量 | 0.89kg | 1.1kg | 0.9kg |
| 1充電作業量 | 約2,000〜2,500本 | 約2,400〜5,400本 | 約2,200カット |
| 価格 | 本体90,600円 | 本体59,800円 | 本体68,000円 |
10.8V同士では、UP100Dと京セラ DSH1120L2は最大切断径・質量・作業量がほぼ同等で、本体価格は京セラが約2万円安い設定です。ただしマキタ18VのUP181Dなら、φ30mmまで切れてさらに安いため、18Vバッテリーを持っているならUP181Dが最もコストパフォーマンスに優れます。
よくある質問(FAQ)
Q. 最大切断径より太い枝はどうすればいいですか?
A. 無理に切ると刃こぼれや故障の原因になります。φ30mmを超える枝は、充電式ハンディーソーなど、のこぎり系の工具で切りましょう。
Q. UP180Dの0.67kgはバッテリー込みですか?
A. バッテリーとアダプタを含まない値です。バッテリーは腰に付けるので、手に持つのはこの0.67kgだけになります。UP181Dの1.1kgはBL1820B装着時の値なので、比べるときは条件の違いに注意してください。
まとめ
✅ 家庭用のコスパならUP181D(18V直付け・本体59,800円)
✅ 手元の軽さならUP180D(0.67kg・アダプタ式)
✅ 10.8Vで軽く使うならUP100D(φ25mm)
✅ プロの大量剪定ならUP362D(φ33mm・約84,000本)
✅ 4機種ともアプトで屋外作業に強い
充電式せん定ハサミは、1日に切る本数とバッテリーの持ち方で選ぶ工具です。家庭ならUP181D、プロなら作業量に応じてUP180DかUP362D、と考えると迷いません。
マキタ UP181D(18V直付け・φ30)
マキタ UP180D(18Vアダプタ式・φ30)
マキタ UP100D(10.8V・φ25)
マキタ UP362D(18V×2背負い式・φ33)


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