マキタの40Vmax充電式芝刈機は、自走式のMLM001G・MLM002Gと、手押し式のMLM003G・MLM004Gの4機種です。本体価格は59,900円から205,800円まで、実に3.4倍の開きがあります。
4機種は自走式か手押し式かで完全に性格が分かれます。公式スペックで比較し、エンジン式・AC式との違いも含めて選び方を解説します。
結論:40Vmax芝刈機はこう選ぶ
✅ 広い緑地を毎日刈るプロの方(→自走式のMLM002G)
✅ 密な芝をパワフルに刈りたい方(→3,200min⁻¹のMLM001G)
✅ 一般宅の庭を手軽に刈りたい方(→15kgのMLM003G)
✅ 面積を少し稼ぎたい方(→430mmのMLM004G)
✅ 騒音が気になる場所で作業する方(→低騒音94dB(A)の自走式2機種)
❌ 予算を抑えたい方(→自走式は20万円台。手押し式なら6万円台)
マキタ MLM001G(480mm・自走)
マキタ MLM002G(530mm・自走)
マキタ MLM003G(380mm)
マキタ MLM004G(430mm)
MLM001G・MLM002G・MLM003G・MLM004Gのスペック比較表

公式サイトの主要機能と標準小売価格(税別)です。
| 項目 | MLM001G | MLM002G | MLM003G | MLM004G |
| 刈込幅 | 480mm | 530mm | 380mm | 430mm |
| 自走式 | ○ | ○ | ― | ― |
| デッキ材質 | スチール | スチール | ― | ― |
| 刈込み高さ | 20〜100mm(10段) | 20〜100mm(10段) | 20〜75mm(8段) | 20〜75mm(8段) |
| 回転数(標準) | 3,200min⁻¹ | 2,800min⁻¹ | 3,800min⁻¹ | 3,800min⁻¹ |
| 1充電作業量 | 自走 約2,100m² 手押 約2,800m² | 自走 約2,500m 手押 約3,400m² | 約780m² | 約830m² |
| 寸法(長さ×幅) | 1,670〜1,745×550mm | 1,740〜1,810×595mm | 1,370〜1,420×450mm | 1,390〜1,440×460mm |
| 質量 | 31kg | 33kg | 15kg | 16kg |
| 本体のみ | 199,800円 | 205,800円 | 59,900円 | 65,900円 |
作業量はMLM001G・MLM002Gが8.0Ah(BL4080F)×2本時、MLM003G・MLM004GがBL4080F 1本時の値です。自走式は8.0Ahバッテリ2本、手押し式は1本で駆動する点が大きな違いです。
4機種の違い|選び方の5つのポイント
① 自走式と手押し式で価格が3倍以上違う
MLM001G・MLM002Gは本体約20万円、MLM003G・MLM004Gは約6万円。差額は約14万円です。自走式は31〜33kgの車体を自力で前進させるため、傾斜地や広い面積でも疲れません。手押し式は15〜16kgと軽く、一般宅の庭であれば十分に扱えます。
② 作業面積は自走式が3倍以上
1充電作業量は自走式が約2,100〜3,400m²、手押し式が約780〜830m²。自走式はバッテリを2本使うぶん総容量が倍ですが、それ以上に差がつきます。目安として500m²(約150坪)を超えるなら自走式を検討する価値があります。
③ アウターロータモータと低騒音94dB(A)

自走式2機種はアウターロータ仕様のハイパワーブラシレスモータを搭載し、外側のロータが回ることで極めて高トルク。密な芝でも粘り強く刈り込みます。さらに標準モード時の騒音は94dB(A)で、エンジン芝刈機と比べて静か(2022年10月・当社調べ)。住宅地や早朝の作業でも使いやすくなっています。
④ 刈込み高さの段数と上限が違う
自走式は20〜100mmを10段階、手押し式は20〜75mmを8段階。100mmまで上げられるのは、伸びすぎた草地や緑地管理で効いてきます。芝生の美観を保つ用途なら75mmでも十分です。
⑤ 手押し式はバッテリ1本で軽い
MLM003GはBL4025装着時なら14.7kgと軽量で、バッテリ1本で駆動します。ブレードはマルチング兼用の2枚刃で、刈った芝を細かく砕いて肥料として撒けます。推奨バッテリはBL4020からBL4080Hまで全型番が◎なので、手持ちのバッテリをそのまま活かせます。
用途別おすすめ早見表
| 作業内容 | おすすめ | 理由 |
| 公園・緑地の定期管理 | MLM002G | 530mm・自走 約2,500m² |
| 密な芝・傾斜地 | MLM001G | 3,200min⁻¹・自走式 |
| 一般宅の庭(30〜80坪) | MLM003G | 15kg・本体59,900円 |
| 少し広い庭(100坪前後) | MLM004G | 430mm・約830m² |
| 住宅地・早朝の作業 | MLM001G/MLM002G | 低騒音94dB(A) |
| 伸びすぎた草地 | MLM001G/MLM002G | 刈高100mmまで対応 |
面積で線を引くなら500m²(約150坪)が自走式と手押し式の分かれ目です。それ以下なら手押し式で十分、それ以上なら自走式の投資が回収できます。
充電式・エンジン式・AC式の比較
同じ刈込幅クラスで、動力方式ごとの違いを整理します。
| 比較項目 | マキタ 40Vmax充電式 | エンジン式 | AC式 (京セラLMR-2300等) |
| 騒音 | ◎ 94dB(A) (標準モード) | △ 大きい | ○ 静か |
| 取り回し | ◎ コードなし・始動が容易 | ○ コードなし | △ コードの取り回しが必要 |
| 連続作業 | ○ バッテリ交換が必要 | ◎ 燃料補給で継続 | ◎ 制限なし |
| メンテナンス | ◎ 燃料・オイル不要 | △ 混合燃料・プラグ等 | ◎ ほぼ不要 |
| 刈込幅の上限 | ◎ 530mm (MLM002G) | ◎ 大型機あり | △ 230〜280mmが中心 |
| 初期費用 | △ 本体6〜20万円+電池 | ○ 中程度 | ◎ 安価 |
京セラ(旧リョービ)には充電式芝刈機のラインアップがなく、芝刈機はAC式のLMR-2300・LM-2310・LM-2810と手動式HLM-3000のみです。HiKOKIも園芸は刈払機・植木バリカンが中心で充電式芝刈機は用意されていません。充電式芝刈機で刈込幅380〜530mmを選べるのは実質マキタだけという状況です。
よくある質問(FAQ)
Q. MLM001GとMLM002Gはどちらを選ぶべきですか?
A. 刈込幅480mmか530mmかで決めます。価格差は6,000円で、MLM002Gの方が1充電作業量も約400m²多い(自走時)。ただし回転数はMLM001Gの3,200min⁻¹に対しMLM002Gは2,800min⁻¹で、密な芝をパワフルに刈るならMLM001G、面積を稼ぐならMLM002Gという違いがあります。
Q. 自走式は傾斜地でも使えますか?
A. 使えますが、31〜33kgの車体を扱うため無理のない範囲で判断してください。急傾斜地なら刈払機(草刈機)の方が安全です。なお18V×2仕様のMLM540Dは自走速度を1.5〜5km/hの範囲で無段調整できるため、細かい速度合わせが必要な現場ではそちらも選択肢になります。
まとめ
✅ 自走式はMLM001G(480mm)/MLM002G(530mm)で本体約20万円
✅ 手押し式はMLM003G(380mm)/MLM004G(430mm)で本体6万円台
✅ 1充電作業量は自走式 約2,100〜3,400m²、手押し式 約780〜830m²
✅ 自走式は刈高100mmまで・低騒音94dB(A)・アウターロータモータ
✅ 充電式芝刈機で380〜530mmを選べるのは実質マキタだけ
40Vmax芝刈機は、刈る面積で機種がほぼ決まります。500m²を境に自走式か手押し式かを判断し、そのうえで刈込幅を選んでください。
マキタ MLM001G(480mm・自走)
マキタ MLM002G(530mm・自走)
マキタ MLM003G(380mm)
マキタ MLM004G(430mm)


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